2話 ページ3
_プラットホームにて。
「この電車乗ろっか!」
「これ…ですか?」
「皆が乗るやつと違うけど、こっちで一回別の線にそれてからこの線乗り直すと混んでる電車乗らなくていいからおすすめだy… _危ない!」
危なかった。急に後ろから刃物が降ってきた。
この子に刺さらなくてよかったな。
でも…
背中の布は、最推しの相方カラーに染まっていた。
_あ、これわんわんおむらいちゅっとか呑気に言ってちゃダメなやつだ。
「ちょ、とりあえず、駅員さん…呼んで…」
「は、はい!」
〜数十秒後〜
「大丈夫ですか⁉」
「だい、じょぶに見えますか…?」
「見えませんね、すぐ救急車呼びますから」
「了解で…す」
〜駅員退散〜
「小学生ちゃん」
「はい!」
「私のペンラ、会場に持っていってくれない?…せめて、持ってるものだけでも送り込みたいの」
「も、もちろんです!」
「ふふっありがとね、あとひとつ遺言のこすと、もし私がこの世とおさらばしたら、_その痛バ、貴方にあげるわ」
「こんな状況で言われても、全然嬉しくないですよ…」
「あはっ、そっか。まぁ、欲を言えば、痛バも持ってって」
「分かりました…あの、私からのお願いも聞いてもらっていいですか?」
「いいよ、何かな?」
「みるさん、生きてください」
「ん、分かった!」
ピーポーピーポー
「救急隊です!あ、意識ある、お名前は?」
「神連 茉白です…」
「よし、じゃあ救急車乗りましょうか」
「3、2、1!」ポスッ
「え⁉みるさん⁉なぜに担架⁉」
「み、ずぴんく。さん…そこの女の子の事会場に連れてったげて…」
「は、はい!あなた、お名前は?」
「ち、ちふゆです…」
「もしかして、あのちふゆちゃん?BL書き手の」
「はい!そのちふゆです!もしかして、しおとさんですか?あ、でもさっきみずぴんくって…」
「あぁ、あれ私の裏アカ。ちふゆちゃんの所と界隈が違うから、アカウント変えてるの。しおとの方は、多分みるさん知らない。あんまりみるさんは踏みこまないからねー、腐女子界隈。だから、みるさんはちふゆちゃんの事知らなかったって訳」
ち「なるほどー…」
〜救急車にて〜
あー、やばい。意識飛びそう。でも死にたくない。けど今日の公演は行けなくなっちゃったな…
一応あの子に遺言はいろいろ残しといたけど。
私が死んだらツイッターに訃報を載せて欲しいこと、チケットをキャンセルして欲しい事、そして…
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恋都璃(プロフ) - いちごきゃらめるふらっぺさん» 久しぶりに失礼します。「ぶんちよ」は私のサブ管理アカウントです。混乱(?)させてしまいすみませんでした。 (6月27日 16時) (レス) id: 3ad53c7349 (このIDを非表示/違反報告)
ぶんちよ(プロフ) - いちごきゃらめるふらっぺさん» コメントありがとうございます!素晴らしいなんて…言ってもらえた事ないのでとても嬉しいです!(ここだけの話、嬉しすぎて10分ぐらい悶絶してましたw)まさか、みずぴんく。ちゃんと同じお名前の方がいるとは!!これからも更新頑張らせて頂きます! (6月25日 16時) (レス) id: 8bd1c3956f (このIDを非表示/違反報告)
いちごきゃらめるふらっぺ - はじめましてこんにちは、いちごきゃらめるふらっぺです!なんですか、この素晴らしい小説は!← とっても面白いです!!更新頑張ってください!応援してます!(関係ない話なんですが、みずぴんく。ちゃんの本名と漢字は違うけど名前が同じでびっくりしました!w (6月25日 14時) (レス) @page14 id: ebb29e6938 (このIDを非表示/違反報告)
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