転生したら苺の娘

19話 ページ20

※17話の続きです。

騒動の3日後。
｢なーくんなーくん｣
我が愛しの最年少るぅとくんが声を掛けてきた。
｢どしたの？るぅちゃん｣
｢あの、僕この間悪霊？みたいなの視えたんですよ…｣
｢まじ!?大丈夫なの!?｣
｢はい、なんもなかったです。というか、なんもなかったんです。｣
間に｢ん｣を入れるだけで意味合いが変わる日本語って凄いと思う。
｢なんもなかったって…｣

実は身体に何も起きない人もいることにはいる。
ある条件を満たせば。

しかし、るぅとくんの場合は満たしている方がおかしい。


だってその条件は、
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿事だから。


ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
※こちらは18話の続きです

さて。

かなりの時間ができてしまった。

さあ自分はどうしようか。とさっきの転生林檎に感化された自分に苦笑し、ひとつだけ願った。

転生してもすとりすでいられますように。

うん。これさえ叶ったら後は普通に暮らせればどうでもいい。

転生先はどこかなー、つーかそもそも人間かなー、
性別どっちだー、とか考えてたらふと思いついた。

今の状態って、多分法に触れても大丈夫だよね？
取り締まりようがないから。
だとしたら…


通り魔さん、“明日の月は綺麗でしょうね”

奇跡起きたって…→←18話

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