【銀魂】〜名前〜(神威)

第36話 ページ37

銀時side









『……私は、銀時の事……大好き、でした。』









覚悟はしてたけど……









わかってたけど、やっぱ苦しい









ずっと大切にしてた人









誰よりも愛していた人









ごめんな、幸せにしてやれなくて。









……あの後Aは泣きじゃくって、疲れたのか俺の腕の中で寝た









銀時「……そろそろ隠れてねぇで出てきたらどうだ？









高杉」









高杉「……珍しく呼ばれたから来てみたものの、どういう事だ」









銀時「話してた通りだ。A、は、今神威が好きだ。だから春雨が地球に来た時、神威に渡す」









高杉「ダメだ。宇宙がどれほど危険か分かってんのか？常に死ぬか生きるかの境目なんだぞ」









銀時「好きな女くらい、守れるだろ。神威なら」









高杉「チッ……それがテメェの答えかよ。勝手にしろ」









銀時「宇宙でなんかあったら助けてやってくれ」









高杉「当たりめェだろ。俺は美花……いや、Aの幸せは壊さねぇ。」









銀時「……よろしくな。」









高杉は無言で夜の街に消えていった

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