第5話 ページ6
過去編
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Aside
私と総悟が出会ったのは
ミツバの入院する病院だった。
私は昔から身体が弱く、持病を持つ為、
入院生活が多かった。
ミツバとは、同じ病室の隣のベッドだった。
私とミツバはすぐに意気投合した。
1年半ほど一緒に過ごした。
ミツバの見舞いによく来てた人。
それが総悟。第一印象は
《お姉ちゃんっ子》
それからミツバを見舞う総悟と何回か話した。
私達は互いに惹かれあって行った。
私達が正式に付き合い出したのは
ミツバが死んでしまう、1ヶ月前。
日に日に弱っていくミツバをみて、
ミツバの前ではどんなときも笑顔な総悟。
屋上で1人苦しんでいるのを見つけた。
「総悟……」
総悟「A……はは、恥ずかしいところを見られやしたね……」
「……………………」
苦しんでる総悟を見て私の身体は勝手に動いていた
ぎゅ…………
総悟「ッ!!………………」
「……総悟、1人で、無理、しないでよ……私、総悟の支えになりたい。」
総悟「…………ありがとな……ひとつ、話があるんでィ。…………俺と、付き合ってくれやせんか?……初めて会った時から、惹かれていやした。Aのことが……好きでさァ……」
「……え?総悟が、私を??」
総悟「あぁ。だめ、ですかぃ?」
「ダメなわけないじゃない!私も総悟の事、大好き!!一緒に、ミツバを支えて、一緒に、生きていこう!」
総悟「あぁ。大好きでさァ。A。」
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私達の交際を誰よりも喜んだのは、
ミツバだった。
ミツバ「やったぁ!!!総ちゃんもAも不器用だから、どうやってくっつけようか迷ってたのよ〜」
なんて元気に冗談を言っていた彼女は
1ヶ月後、
私達をおいて
逝ってしまった
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風花(プロフ) - ちさりささん» コメントありがとうございます!あ、そうでしたね笑すいません!ご指摘ありがとうございます! (2019年5月1日 20時) (レス) id: 0d8ec74b3f (このIDを非表示/違反報告)
ちさりさ(プロフ) - あのーミツバさんが総悟を呼ぶ時は総ちゃんだったはずです 間違ってたらすみません。 (2019年4月7日 21時) (レス) id: 5a4d84d2f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風花 | 作成日時:2019年2月13日 17時