放課後は、教官室においで (ページ10)

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「教官室に何の用ですか？」

増「あーこのプリントを綴じてほしい。」

「わかりました！」

早く帰りたいから、早速作業に取りかかる。

ふいに、先生から質問された。

増「神城は、進路決まったの？」

「…それが、私だけまだなんです…」

増「やりたいこととか、ないの？」

「分からないんです。何がしたいのか」

増「…まぁ、でも、何かあったら言え。」

「へ、」

増「溜め込むのは良くないから、悩んでることがあったら、何でも俺に相談しろ。」

「なっ、私は別に溜め込んでなんかっ…」

増「嘘つけ、無理してるくせに」

うっ、確かにそうなんだけどさ…

相談したいときに、先生がどこにいるか分かんない…

そうなると、相談したくても出来ない…

増「そのために教官室があると思わない？」

へ、この人、エスパーか何か⁉

増「顔に出てるんだよ笑」

「へ、あ、そうでしたか…」

プリントを綴じて、出ようとした時…

増「相談したいことあるなら、放課後教官室に来い。」

そう言った。