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夜蛾「今回の任務は天元様からだ。依頼は二つ」
「“星奬体”天元様との適合者、その少女の護衛と」
「__抹消だ」
五条「ガキンチョの護衛と抹消ォ??」
と、驚く五条。
夜蛾をからかいながらも話は進んでいくが、四人は気にしたふうもなかった。
そもそも、その辺はすでに依頼とともに渡された資料により知っていたのである。
今回の任務は要約すればこの三つである。
一つ、天元様は要である結界の力を底上げしている、いわば呪術界の要である。
二つ、その天元様は不死の術式を持っているが、不老ではなく、
500年ごとに肉体の情報を書き換えないとある事が起き、敵対する可能性があるため、危険である。
三つ、“星奬体”と呼ばれる人間と天元様を同化させ、肉体の情報を書き換えることでそれを防げるが、
今回はその“星奬体”の所在がバレたため、二つの敵対組織に狙われているのを同化する日まで護衛する。
難しいことは省くが、以上が今回の任務についてである。
そして、この四人に依頼がきた理由も『 強力な力を持つ五条と夏油だが、学生二人では荷が重いため、一級術師二人に二級術師がいるリーダー達にその補助を頼みたい』という天元様からの依頼だった。
報酬も悪くはなく、護衛は何度か経験があるため、やる気に満ちていた四人だったが、
リーダーと五条が険悪になり、先が思いやられることになったのだった。
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作者名:中ミカン | 作成日時:2020年11月23日 1時