1 彼の朝はいつも早い ページ3
私たちはクイーンサイズのベッドで一緒に寝ている。
最近までは、ダブルサイズのベッドで寝ていたのだが、彼はガタイがいいので少し狭く感じてクイーンサイズのベッドに変えてもらったのだ。
ダブルサイズの時は落ちそうになったからね。
彼にクイーンサイズにしたいと話したら、一瞬だけ眉をひそめて笑顔でなんでだ？？って言われたときは本当に怖かった。
彼いわく、くっついて寝たいからダブルにしてたんだと。
やはり今日も彼は起きるのが早い。
『…ふわぁ…おはよリオセスリ…』
まだ開ききっていない瞼を一生懸命にあける。
彼はすでに着替えて準備をしていた。
リオセ「あぁ、おはよう。…無理に目をあけようとしなくていいぞ。」
くつくつと低く心地の良い声で笑いながら私の瞼を撫でた。
『…んー、眠い。私も支度しなくちゃ…』
私は典型的な夜型だ。
のそりと亀のようなスピードで用意をし始める。
ブランケットを畳んでいると、笑い声とともに頭に彼の大きい手が乗っかってきた。
リオセ「寝癖。ぴんってはねてるぞ。子供みたいだ。」
何故か私の寝癖を触りながら爆笑している。
『…子供じゃないし、てか泣くほど笑うってどんだけ私寝癖酷いの…』
手櫛で頭をときまくる。
そんなことをしている間にリオセスリの準備は完璧になってた。
リオセ「…コーヒー飲むかい？」
『飲む〜！』
リオセ「なら1分で支度だな。」
『…嘘でしょ』
焦りながらドタバタと準備をしだす。
リオセ「冗談だ。」
この男がこういうやつなの忘れてた。
『私を弄んで楽しそうでなによりですよ公爵様。』
リオセ「…あぁ、俺の可愛い恋人は弄ると余計に可愛いからな。」
そう言うと私の額にキスをしてきた。
急な不意打ちに頬の熱が上昇する。
『…準備してくる。』
私は照れを隠しながら支度を始めた。
どうやらリオセスリには永遠に勝てそうにない。
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びんた(プロフ) - カスイさん» コメントありがとうございます！リクエスト了解しました！これからもご愛読よろしくお願いします！！ (1月8日 21時) (
レス) id: 9925829fa9 (このIDを非表示/違反報告)
カスイ(プロフ) - こんにちは！読ませていだきました！めちゃ愛されてて満足ですｹﾞﾍリクエストなんですけどリオ夢で｢疲れたから頑張った私を褒めて｣的なシチュお願い出来ますか……？褒められる側はどちらでも大丈夫ですっ (1月4日 6時) (レス) @page12 id: 264f0403c3 (このIDを非表示/違反報告)
びんた(プロフ) - たぴさん» コメントありがとうございます！頑張って更新させていただきます！！ (10月24日 1時) (レス) id: 9925829fa9 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ - 早く続きが見たいです (10月23日 15時) (レス) @page7 id: 3c2516196d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びんた | 作成日時：2023年10月18日 3時
