私は貴方が好き【リオセスリ】

9 仮装 ページ11

※結構遅めのハロウィンです笑


『…逮捕！』





両手で彼の手を掴むとキョトンとしたような顔で私を見る。





リオセ「…ははっなんだ？」





いつもの茶番のように対応するリオセスリに面白くないと感じる。






『ハロウィン！もー…せっかく看守の服着たのに…』





仮装といっても彼の部下のような服を着ただけだ。






メロピデ要塞に仮装用の服なんてあると思う？







リオセ「…いつもの服装の方が俺は好きだな。」








『…そう言いながら太もも触るのやめて』






ほんっと隙あらば触るんだから。







リオセ「それで、どんなイタズラをしてくれるんだ？」





ニヤニヤと笑うリオセスリをみると彼はお菓子を持っていないようだ。






『看守だし…』




そう考えながら彼の腰に下げている手錠を思い出し、それで彼を捕まえることにした。





『今日はずっとこれで過ごして』




リオセ「どうやら俺はお前の機嫌をそこねたらしい。大人しく捕まるよ…って言うと思ったのか？」






瞬きもしないうちに、私の両手には忌々しい彼の手錠がかかっていた。






『ねぇちょっt』







私が言葉を発する間も無く両手を頭の上で壁に押さえつけられた。






リオセ「かわいいかわいい看守サンは今から俺と楽しいことをしたいみたいだ」






ギラギラとした狼のような目つきに何も言えなくなる。








『…やさしくしてね』






看守は私ではなく彼だった。





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『優しくしてっていったよね！！』




リオセ「次から看守の服は禁止だぞ。」




『…誰がこんな痕だらけなのに着ると思うの？！』




どうやら看守の仮装はお気に召したようだった。

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