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キャンプ場に着いたものの、阿笠博士がお米を忘れてきたみたいだった。
だから、博士とコナンくんの2人がお店に買いに行くと言ったけど。
「Aちゃんも一緒に行かない?」
『…どうして?』
コナンくんが、私も一緒にと誘ってくる。
なんだか、コナンくんにずっと見張られてるみたいで嫌だ。
そう思い咄嗟に哀ちゃんの後ろに隠れた。
『私、哀ちゃんがいい』
「…!笹森さん…」
「……灰原、ちょっと」
すると、コナンくんと哀ちゃんは少し離れて何かを話し始めた。
「おい、大丈夫か?Aちゃんはもしかしたら、組織の人間かもしれないって前に話したよな?本当にそうなら、いつお前のことがバレるか…」
「…大丈夫よ。彼女は今は別に組織のオーラを感じないし…それに、私の事を知っているかどうかも分からない。
私も笹森さんをどこかで見た覚えも無いから。貴方の考え過ぎじゃない?」
会話の内容は聞こえなかったけど、話し終わったあとすぐに哀ちゃんがこっちに来た。
「じゃあ、私たちは薪を拾いに行くわよ」
「はーい!!」
「よし、行くぞー!」
歩美ちゃんたち3人が走っていき、哀ちゃんもその後に続いて歩く。
すると足を止めて、私を振り返った。
「笹森さんも、手伝ってくれる?」
ふわっと優しい表情で哀ちゃんはそう言う。
何故か嬉しくなって、笑いながら頷いた。
『うん…!』
何だか、この気持ちは初めてじゃないような感じがした。
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泉 - いつか続き見たいです! (2023年1月4日 20時) (レス) @page41 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
四葉 - ………なんか変な終わり方 (2020年4月16日 23時) (レス) id: d4c94e9a80 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪姫 - なんか、可愛い (2019年6月8日 9時) (レス) id: 8fa060f4ff (このIDを非表示/違反報告)
南 雲 。(プロフ) - レンちゃんがコナン好きってこともすごく伝わる内容でした。 (2019年6月7日 23時) (レス) id: cf49f61a0c (このIDを非表示/違反報告)
南 雲 。(プロフ) - 言葉の繋げ方が相変わらず上手すぎてうらやまるやまです。 (2019年6月7日 23時) (レス) id: cf49f61a0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤月セレン | 作成日時:2019年6月3日 0時