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そういえば今日、任務入ってたかな。
そんなことを考えながら迎えた休み時間。コナンくんが話しかけてきた。
「Aちゃん、昨日は大丈夫だった?」
『…昨日?』
「うん。あの後、朝早くに1人で出て行っちゃったでしょ?無事にお父さんやお母さんのところに行けたのかなぁって」
『今こうして居るんだから、行けたに決まってる』
「あ、あははー…確かにそうだね」
コナンくん、頭良いのにこんなことも分からないの?
わざとだったりするのかな……そんな訳ないか。
「そうだ!Aちゃんも誘おうよ!」
「いいですね!」
『…?』
そんな声がして振り向くと歩美ちゃんと光彦くん、元太くんが駆け寄ってきた。
「あのね!明日、博士と一緒にみんなでキャンプ行くんだ!」
「おまえも来いよ!バーベキューだぜ!」
『…キャンプって、何?』
聞いたことない単語に首をかしげると、3人は「えー!!」と驚いたように同時に声を上げる。
すると私の横で、コナンくんが口を開いた。
「キャンプっていうのは、みんなで外にテントを張って泊まることだよ。聞いたことない?」
『うん…ない』
「じゃあAちゃんも絶対来てー!すっごく楽しいんだから!」
「行かないと損ですよ!」
目をキラキラさせる歩美ちゃんたちを見て、私はキャンプというものに興味が湧く。
でも、お泊まりなら勝手に返事するわけにもいかないよね…
『…明日、返事するね。お母さんに許可もらわないと…』
「あ〜そっかぁ…行けるといいね」
ベルモットに、今日聞いてみよう。
そう思っていると、ふと疑問を口にした。
『哀ちゃんも、来るの?』
「えっ?あ、えぇ…私も行くわよ」
『ほんと?それなら安心』
私は、えへへっと笑いながらそう言った。
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泉 - いつか続き見たいです! (2023年1月4日 20時) (レス) @page41 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
四葉 - ………なんか変な終わり方 (2020年4月16日 23時) (レス) id: d4c94e9a80 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪姫 - なんか、可愛い (2019年6月8日 9時) (レス) id: 8fa060f4ff (このIDを非表示/違反報告)
南 雲 。(プロフ) - レンちゃんがコナン好きってこともすごく伝わる内容でした。 (2019年6月7日 23時) (レス) id: cf49f61a0c (このIDを非表示/違反報告)
南 雲 。(プロフ) - 言葉の繋げ方が相変わらず上手すぎてうらやまるやまです。 (2019年6月7日 23時) (レス) id: cf49f61a0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤月セレン | 作成日時:2019年6月3日 0時