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『あの銃を吹っ飛ばしたのってベルモットだったの!?』
「そうよ。私もあの近くにいたの」
帰ってきてから、私は事件に巻き込まれたことを話すと、ベルモットは知っていたような顔をした。
「それにしても怖かったでしょ?」
『うん。銃口向けられるのって、あんなに怖くなるんだね…不思議』
「でも良かった無事で…貴女に何かあったら、私今頃その人を殺ってるわ」
『あはは、ベルモットこわーい』
だけど、それくらい私は大切にされてるってことだよね。
それが何より嬉しかった。やっぱり自分の居場所はここだ。
『あ、もう7時だ…学校の準備しないと』
「あらもうそんな時間?じゃあ、私は先に仕事に行くから…」
『うん!バイバイ!』
ぶんぶんと手を振って、ベルモットを見送る。
そして真新しい教科書をランドセルに入れながらふと思い出す。
__そういえば、ベルモットに新一って人のこと聞くの忘れたなぁ…
ま、別にすぐじゃなくてもいっか。
そう思い、私はお風呂がまだなことに気付き、シャワーを浴びに行った。
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「Aちゃん!おはよう!」
『…歩美ちゃん、』
学校に行くと、歩美ちゃんが笑顔で駆け寄ってきた。その後に続いて元太くんと光彦くんも。
それから哀ちゃんと…コナンくん。
「あ、そうですよ聞いてください!今日こんなもの拾ってきたんです!」
急に光彦くんがそう言うと、何か持っていたビニール袋の中から瓶のようなものを取り出した。
「み、光彦くん?それお酒の瓶だよ!?」
「おまえまさか、飲んだのかよ!?」
「ち、違いますよ!道端に誰かが捨ててあったので、拾って学校のゴミ箱に捨てようと…」
「オイ、普通は登校途中にどっか公園のゴミ箱とかに捨てろよ」
「無かったんですよ!仕方ないじゃないですか!」
ゴミを見かけてしまった以上、拾わなきゃいけませんから!と言う彼に、光彦くん偉いなと思っていると、コナンくんが呟く。
「なぁその酒、洋酒じゃないか?」
「ほんとね。ウイスキーかしら」
「なんて書いてんのか読めねーぞ」
元太くんが目を凝らして瓶を見ていると、その横でコナンくんが瓶を覗き込んだ。
「えーっと……テネシー、だってよ」
……テネシー。私の、コードネーム。
その瞬間、急に哀ちゃんがコナンくんにしがみつき、
そしてなぜか、私を怯え切った表情で見ていた。
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泉 - いつか続き見たいです! (2023年1月4日 20時) (レス) @page41 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
四葉 - ………なんか変な終わり方 (2020年4月16日 23時) (レス) id: d4c94e9a80 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪姫 - なんか、可愛い (2019年6月8日 9時) (レス) id: 8fa060f4ff (このIDを非表示/違反報告)
南 雲 。(プロフ) - レンちゃんがコナン好きってこともすごく伝わる内容でした。 (2019年6月7日 23時) (レス) id: cf49f61a0c (このIDを非表示/違反報告)
南 雲 。(プロフ) - 言葉の繋げ方が相変わらず上手すぎてうらやまるやまです。 (2019年6月7日 23時) (レス) id: cf49f61a0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤月セレン | 作成日時:2019年6月3日 0時