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『…コネシマ王？』
「お、よー分かったな。流石や」
ふわりと香った匂いですぐに王だと分かり、その名前を口にすると予想通り彼の声が上から振ってきた。
視界が明るくなり、後ろを見れば王が私の頭に手を置く。
「今日の予定はもう終わったで」
『え、ほんとですか！』
「あぁ。何かするか？」
いつもより少し早い時間に王と一緒に居られることが嬉しくて、私は大きく頷く。
すると、良いタイミングで私のお腹が音をたてた。
『あ…』
「ふっ、可愛ええな。腹減ったんか」
面白かったのか、王は笑いながらそう言う。
恥ずかしくて私は俯きながらも、やりたい事が浮かんできた。
『私…ご飯作ってみたいです』
「料理？」
『はい。いつもメイドさんがやってくれてるし…やりたいなぁと』
「うーんそうかぁ…」
王はそう呟き、腕組みをして考え込む。
彼があまり乗り気じゃないのは恐らく、私の身を案じているからだろう。
料理は包丁や火を使う。心配性な王のことだ、私が怪我をするんじゃないかと思っているんだ。
ああ、大事にされてるなぁ。
『大丈夫ですよ、昔は私が料理をやっていたの覚えているでしょう？任せてください』
「まぁ確かに…そこまで言うんやったら」
『！、ありがとうございます』
キッチン行きましょー！と足早に進む私を、王は優しい表情で見ていた。
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檸檬 - 性癖ドンピシャ。やばい、好きすぎて昇天しそう……あ、おそらきれーい。茶番はさておき、kn王の溺愛（）っぷりも夢主ちゃんが無自覚に堕ちてるところも文章としてのレベルが高くて凄く読みやすい作品になってました！これからも応援します！！（長文失礼しました。） (2021年8月17日 0時) (
レス) id: 92e2da3c03 (このIDを非表示/違反報告)
ぴくぴく - 凄く好みです更新頑張ってください! (2021年8月16日 11時) (レス) id: 27565d6148 (このIDを非表示/違反報告)
懐中電灯 - ん゛ん゛好きです(唐突)更新頑張ってください！ (2021年8月15日 23時) (レス) id: 1e8e7af11e (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち - めちゃくちゃ好みの作品です…！作者様の無理のない程度で更新楽しみにしております！ (2021年8月15日 21時) (レス) id: 15807a80a5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるぽろう - ういいいいいい好きです… (2021年8月15日 16時) (レス) id: 7fbb50c056 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤月セレン
| 作成日時：2021年8月15日 1時
