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「A、今日も良い子にしてるんやで」
王が私の頭を撫で、部屋から出たあと窓を開け、外の様子を眺める。
コネシマ王国の様子を一望出来るこの城。私は王の部屋の中の更に奥にある、薄いカーテンで仕切られた部屋で生活をしている。
こうして窓から外を眺めるだけで、もう長い間外に出たことは無い。否、出れないのだ。
王が、それを許さない。
「A様、本日も城内の散歩ですか？」
『はい。王が戻る前に私も戻るので。警備お疲れ様です』
「王と貴女を守ることが私の使命ですから！有り難きお言葉感謝致します！」
王の部屋の扉から廊下に出れば、見張りの兵士が声を掛けてくる。
私は、兵の人やメイド、城内の人、更には国民からも特別扱いをされている。多分王がそうしろと命じているのだろうけど、私なんかに敬語なんて使わなくても良いんだけどな。
そんなことを考えながら、廊下をぽつぽつと歩く。
王は今日も仕事。私は王が休みの時以外は毎日城内を歩き回っていた。だってずっと部屋に居たって暇だもん。
確か、今日は遅くなるって言ってたかな。
『…早く夜になればいいのに』
ぼそりとそう呟きながらしばらく歩き、廊下の大きな窓のガラスに映る自分を何となく見る。
そこで、ガラスに映っているのが自分だけで無く後ろに人影があることに気付いた。
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檸檬 - 性癖ドンピシャ。やばい、好きすぎて昇天しそう……あ、おそらきれーい。茶番はさておき、kn王の溺愛（）っぷりも夢主ちゃんが無自覚に堕ちてるところも文章としてのレベルが高くて凄く読みやすい作品になってました！これからも応援します！！（長文失礼しました。） (2021年8月17日 0時) (
レス) id: 92e2da3c03 (このIDを非表示/違反報告)
ぴくぴく - 凄く好みです更新頑張ってください! (2021年8月16日 11時) (レス) id: 27565d6148 (このIDを非表示/違反報告)
懐中電灯 - ん゛ん゛好きです(唐突)更新頑張ってください！ (2021年8月15日 23時) (レス) id: 1e8e7af11e (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち - めちゃくちゃ好みの作品です…！作者様の無理のない程度で更新楽しみにしております！ (2021年8月15日 21時) (レス) id: 15807a80a5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるぽろう - ういいいいいい好きです… (2021年8月15日 16時) (レス) id: 7fbb50c056 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤月セレン
| 作成日時：2021年8月15日 1時
