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「…あの、これ落ちましたけど」
どこか耳に残る、心地の良い低い声が私にかけられた。
私は慌てて彼から拾ってくれた小銭を受け取る。
『すみません、ありがとうございます』
「いえ」
そう言いながら、私は自分よりだいぶ背が高い彼を見て思う。
茶髪で少し癖があって、薄い紫色の目。
落ち着いた雰囲気の男子だった。
「……」
『…な、何でしょうか』
どうしてか、彼からの無言の圧が凄い。
若干カタコトの敬語で応えると、彼は目の前の私と、ずっと自販機の前で悩みまくってるコネシマを交互に見ている。
そして、名も知らぬ彼が真顔で爆弾発言をした。
「コネシマさんの彼女さんっすか？」
『…は、はぁっ！？』
貴方はなんてこと言うんだ。
私がコネシマの彼女？冗談はやめてくれ。死にたい。
「コネシマさんが女の人と居るの珍しいなって思ったんでてっきりそうなんじゃないかと…違いました？」
『全力で否定しますまっっったくもって違います』
え、てか何コネシマって女子とあんまり一緒に居ないの？
じゃあなんで私にはこんなに構ってくるんだ。くっそ迷惑やな。
するとようやくコネシマが彼の存在に気付いた。
「お、ショッピくんやないか！久しぶりやな！」
「1年ぶりくらいですかね」
知り合いなのかな。1年ぶりってことは、彼は1年生…後輩か。
ショッピと呼ばれた彼を見ていると、急にコネシマが私の肩を掴んで引き寄せてきた。
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チャコ - 他の方との絡みもあって、推し多きワイには良すぎる…是非脅威とのやつも作って欲しいです (2022年1月18日 23時) (
レス) @page50 id: 160a7ef55b (このIDを非表示/違反報告)
どぅるるるるるるぁん！！！ - 最後のハイ台無しで吹き出しましたw完結お疲れ様です！ (2021年3月28日 21時) (レス) id: 274ac26baa (このIDを非表示/違反報告)
屑。(プロフ) - 猫大好きさん» 検索避けされた方が宜しいですよ。 (2021年1月17日 19時) (レス) id: 60bae3dae8 (このIDを非表示/違反報告)
haru@ - 初めて小説で泣きました！いやあ〜コネシマめっちゃかっこいいなあ〜 (2020年12月19日 16時) (レス) id: afeb081e78 (このIDを非表示/違反報告)
いろは - どうしよう泣きそう(´；ω；｀)つか母親の浮気相手許すまじ (2020年10月10日 16時) (レス) id: 783a9cd7e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤月セレン
| 作成日時：2020年1月16日 1時
