春（joichiro.f (ページ9)

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全ての元凶ページ9

次の日から学校でのいじめは無くなり、

充実していたように見えた時間

何ヶ月か経った後に悲劇が起こったのだ

家で寝ていると、横からボーッゴーッと言うような音が聞こえた

熱い

火が周りにあるみたいな気持ちになる

咳が出る

酸素が薄い

目を開けるとそこは火の海だった

私の部屋は二階で窓はまだ無事だったので、

窓を開けて下を見た

消防士さんが懸命に火を消そうとしていた

気づいて

お願い

『助けて！！！！！』

気づいたら私は叫んでいたが

消防士さんは火に必死で、

気づいてはくれなかったが、

１人の女性が私に気づいて、

青いレジャーシートのようなものを広げて、

「ここに飛び込んでおいで！！！」

と叫んだ

怖いし、もし破れたらどうしようとかそんなことを考えたが、火は真後ろまで広がってきていて、

私は落ちることに決めた

窓から落ちた衝撃で、私は気絶をした

その日から、目が開かなくなったのだ

病院に搬送され、起きた時には目は開かなくて、

病院からは眼瞼痙攣と診断された

ストレスで目が開かなくなる病気だ

親が亡くなり、おじやおばが駆けつけてくれたが

目は何があっても開かなかった

きっとこれからも

死ぬまでずっと

そう考えて辛かった