5 ページ5
「ん･･･」
「あ、目覚めました？」
「･･･私、なんで･･･」
「凄い熱で倒れたんです。今はだいぶ下がりましたけど」
「ッ、あ･･･仕事･･･！」
「同僚のミン・ユンギさんから電話ありましたよ。
あの、勝手に出てしまったんですけど･･･」
普段、誰よりも早く出勤している私。
きっとそれに気付いて心配してくれたんだ。
「今日はゆっくり休んでください。
上司にもそう伝えてくれるそうですよ」
ユンギにはあとで謝罪も込めてお礼をしよう。
そう思い、ふと見上げれば
微笑むパク・ジミンが再度脳裏に焼き付いて。
なんでそんな優しい瞳を私に向けるの？
そう呟くよりも早く、
私は行動的だった。
「Aさん？」
「ッ、え･･･！？」
「ふふっ、俺の顔･･･なにか付いてます？」
自然と動いていた指。
理由はなんて単純。
ただ、そこにある存在に見惚れていた。
「あの、･･･私のこと、好きって」
「はい」
「私のこと、･･･何も知らないじゃないですか」
「知らなくても始まる恋だって、生きていればありますよ」
相手のことを知らなくてもいい恋なんて
私はしたことがない。
大ざっぱな性格に反して
恋愛は慎重派だ。
付き合うなら絶対に順序を踏みたいし、
身体の関係から始まる恋なんて信じがたいけれど。
どうしてか、彼の中に生まれた恋は
一直線なのだろうと確信してしまったから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1159人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琉伊 - おいしいい…///// 更新頑張ってください!! (2018年4月7日 0時) (
レス) id: b432fcdaa2 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 選べない人さん» 更新楽しみにしてます！頑張って下さい！ (2017年8月13日 13時) (レス) id: 8c7edf8378 (このIDを非表示/違反報告)
選べない人(プロフ) - レイさん» わー！ありがとうございます〜(*´v`*)更新停滞してますが、気長にお待ちくださると嬉しいです♪ (2016年11月21日 23時) (レス) id: a54c965598 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - ｷｬ───(*ﾉдﾉ)───ｧ キライじゃない(≧∇≦) (2016年11月21日 21時) (レス) id: e934ae8dcb (このIDを非表示/違反報告)
選べない人(プロフ) - しあテテさん» 早く進展させたいです///笑 (2016年11月15日 22時) (レス) id: a54c965598 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：選べない人 | 作成日時：2016年9月28日 13時
