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「じゃあ俺そろそろ行くね」
「･･･あの、キムさん」
「テヒョン」
「え？」
「テヒョンでいいよ！それかテテ！」
「テテ？」
「うん！親しい人はみんなそう呼ぶし！」
正直、親しくなった覚えはないけれど。
彼特有の笑いと、
纏う不思議な雰囲気。
本当に憎めない人。
「じゃあテヒョンくん」
「えー！そこはテテでしょ！？」
「･･･テテ」
「いひひっ、そうこなくちゃ！」
「変かもしれないけど、･･･ありがとう」
何故か湧き上がる感謝の気持ちを伝えると、
切れ長の瞳が見開かれて。
「俺こそありがとうだよ！」
「･･･どうして？」
不思議に思い、問う。
ぱちくり、と
音がしそうなほどの瞬きの後。
ゆっくりと弧を描いて細められた。
「俺ね、Aちゃんがはじめてなんだ」
ジミナのことで否定されなかったの。
そう言って嬉しそうに走り出す
キム・テヒョンこと、テテ。
ジミン先生絡みで彼を取り巻く人達は
きっと不快にさせる発言が多かったのだろう。
そうして振り向きざまに
どこか吹っ切れた様子で叫んだ。
「さっきの着信！」
「着信？」
「あれジミナの番号だからー！」
「ええ･･･っ！？」
「ライバルって認めてくれたお礼〜！！」
「あ、ありがとう！･･･、テテ！」
「いひひっ、どういたしまして〜！」
彼の表情は街灯を背に
よく見えなくて。
そう。私には。
･･･よく、見えなかったから。
だから泣いているように見えたのは
きっと気のせいであって欲しいと。
そう願いながら、
彼からの思わぬプレゼントを噛み締めた。
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琉伊 - おいしいい…///// 更新頑張ってください!! (2018年4月7日 0時) (
レス) id: b432fcdaa2 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 選べない人さん» 更新楽しみにしてます！頑張って下さい！ (2017年8月13日 13時) (レス) id: 8c7edf8378 (このIDを非表示/違反報告)
選べない人(プロフ) - レイさん» わー！ありがとうございます〜(*´v`*)更新停滞してますが、気長にお待ちくださると嬉しいです♪ (2016年11月21日 23時) (レス) id: a54c965598 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - ｷｬ───(*ﾉдﾉ)───ｧ キライじゃない(≧∇≦) (2016年11月21日 21時) (レス) id: e934ae8dcb (このIDを非表示/違反報告)
選べない人(プロフ) - しあテテさん» 早く進展させたいです///笑 (2016年11月15日 22時) (レス) id: a54c965598 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：選べない人 | 作成日時：2016年9月28日 13時
