転校してきたのは人懐っこい赤髪の男の子でした。【あほの坂田。】

5.ここではいつもの日常が続く ページ6

ーガチャ

「こんにちは。」


「A！いらーっしゃい！」

「A。アイス、あるよ。食べる？」


「うん、いただきます。」

「あっ、僕にも僕にも！！」

「はいはい、ふたつな。」


*⑅୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧⑅*



「...ってことがあって。女子ってめんどくさ。」

「んー、男子もそんなめんどくさくないわけじゃないけどね。」

「いいじゃん、真冬兄さんと彼方兄さんは。
生徒会とかやっててさ。青春満喫してますって感じ。」


「そうでもないよ(笑)」

「まぁシーズンになったらわかると思うよ。生徒会総始動だからね。ね？彼方さん！」

「あぁ、去年は大変だった。
あの生徒...今は大人しくなってることを願うばかりだ。」


「そんな人いたんだ。え、どんな人？どんな人？」

「えっとね〜なんかとにかく暴れん坊で...」


そんな他愛もない話を続けていく。

ここでは特に変化もなく、安心している...と思う。


学校では坂田くんが来たせいで休み時間は隣の席うるさくて読書どころじゃない。


まぁ明日にでもなったら興味なんて尽きるよね。
そんなことを思いつつ、最後の一口のアイスを頬張った。

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