俺の妹、最近調子乗ってる。【白布賢二郎】 (ページ3)

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東京人イケメンばっかじゃんページ3

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今日、Aがネズミーランドから
帰ってくる。
部活も終わり、夜の暇で楽しいこの時間。
俺は母さんから頼み事を頼まれた。

「賢ちゃん。Aの部屋から
制服取ってきてくれない？洗うから。」

「は？嫌だ。」

「お願いって!!お母さん今手離せない。」

「後で行けばいいだろ。｣

「…………………………」

「分かりましたやりますだから
そんなに睨むなよ。」

というわけで、制服を取りに行く事になった。
急いで取りに行かないと、もうすぐ帰ってくる
Aが入ってきたら誤解される。

「ほぉ。」

何年も入ってないあいつの部屋は、
意外とシンプルで、奇抜なものなどは
一切なかった。まるであの頃の時間に、
戻ったようなきがした。

すると、机の上に「Aの日記！」
と書いてある日記帳があった。
見てはいけないと、抵抗はありながらも
題名の誘惑に負け、見てしまった。
しおりを付けてある所をめくってみると、

『今日は、彼ピを奪ったクソ女と喧嘩した。
てかAは悪くないと思う。
兄貴は、私が手を出した途端に
壁に押し付けられて、いつものような怖い顔で
「黒染めするぞ」って言ってきた。
キショいとか、うざいとか、また言っちゃった。
ごめんね兄貴。
今度、お兄ちゃんは決勝戦でからすの高校っていうところと試合するらしい。(多分私のダチがいる高校。)見に行こうか、迷ってる。
明日はネズミーランドだぁ♡楽しみ！』

「兄貴…??」

「…あ、おかえり。」

「…ｯその日記見たでしょ!!
マジ最低ガン萎えキモイムカつく!!」

顔を真っ赤にしながら
ネズミーランドから帰ってきたAは言う。
いつもならこの流れで喧嘩をするのだが、
この日記を見たからか、ムカつかなかった。

「…試合、来いよ。」

「……っ、行かないし!!」

久しぶりにAの可愛い姿を見た。
あぁ、今度あいつの好きなプリン
奢ってあげてもいいかな。

部屋に戻ると、ネズミーのキャラクター、
シラッスーのキーホルダーが置いてあった。
なんだ、アイツも俺の部屋入ったんだ。

リビングに戻ると、母さんから
「制服はどうなったの？」
と言われた。
ごめん母さん。

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