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リーダー ページ9

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寝不足で重たい体のままこなしたある日のダンスレッスン 。

どれだけ集中しようとしても上手くいかず
全く納得いく動きが出来ないまま終了してしまった 。


そのまま帰ってもモヤモヤするだけだからと
仕事終わりの夜もう1度レッスン室へとやってきた 。






「 っはあ 、… きつ 、」





そのまま踊り続けてどれくらいだろう 。
気づけば空になったままのペットボトルを見て
また皆に怒られる 、とやっと座り込んだ 。



大きな鏡に映る自信なさげな自分を見て溜息をつく 。



男女の差があるのは仕方が無い 。
それなら私にしか出来ない事をするだけ 。

… そう 、考えるようにはしているけど 。
私なんかが出来る事 、他の皆にだって当たり前にできる 。
ダンスだってアクロバットだって 。


じゃあ私の価値って何だろう 。
グループの為に何が出来るの 。
どうしてここに居るの 。




「 … 飲み物 、買わなきゃ 」




そんな情けない感情を振り払うように思い切り立ち上がった 。




瑞「 よぉ 、」
「 わ!びっくりした … 」



出入口の方へ振り向くとそこには瑞稀くんが居て 。
何も言わずに冷えた水を放ってきた 。



瑞「 どんだけやってんの 」
「 分かんない 」
瑞「 明日も仕事だろ 」
「 そうだけど 、」



人より努力するしかない 。
私にはそれしかない 。

日南Aのお陰でって 、
日南Aが居て良かったって 。
思って貰えないと 。

私はグループには居られない 。




瑞「 何でそんなこの世の終わりみたいな顔してんだよ 」
「 してません〜 。てか瑞稀くん何でここにいるの 」

瑞「 Aがうじうじしてんじゃないかと思って 」
「 ふ 、何それ 」





思わずふっと吹き出すと瑞稀くんは安心したように目を細めた 。





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美紀(プロフ) - ハイハイは橋本涼くんと井上瑞稀くん寄りの箱推しですジャニーズ全グループ大好きですコロナと温度差で体調に気をつけましょう (4月4日 19時) (レス) id: e7f1610a24 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Noa | 作成日時:2022年9月11日 14時

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