Beaming . (ページ4)

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まるでお母さんページ4

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今日はHiHi全員揃っての雑誌撮影と取材。

前の仕事の関係で早めに到着した私は静かなうちにと
次回出演するドラマの台本を読み込む。

お気に入りポジションのソファの角っこにもたれ掛かり
集中すること約30分。控え室の扉がノックされた。

橋「お疲れ〜、A早いね」
「お疲れ〜」

涼くんの声が聞こえたものの、キリが良い所まで
読んでしまおうと顔を上げないまま返事をする。

そのまま読み終えた所でふと顔を上げると
ソファの反対側に座る涼くんと目が合った。

橋「お。やっと顔上げた」
「ずっと見てた？」
橋「うん」
「全然気づかんかった恥ずい、」

ふふん、と悪戯っぽく笑った涼くん。
もう完全に集中力が切れた私は台本を鞄に入れて
涼くんの隣にくっついて座る。

橋「ちゃんと水分摂ってる？ご飯は？」
「 … ちゃんとしてる」
橋「ほんとに？怪しいな〜」

涼くんは久しぶりに会うといつもお母さんみたいな事を言う。

痛い所を付かれてボソボソと返事をする私を見て
何やらガサガサと取り出したコンビニの袋。

出てきたのは私の好きなミルクティーとシュークリーム。

「え！何で食べたいもの知ってるの！」

橋「何でってAいつもコレじゃん」
「そんな事ないもん」
橋「ふふ、はいどーぞ」

ミルクティーのストローまでさして渡してくれるの
いくら何でも甘やかされすぎでは。

「私の事赤ちゃんだと思ってる？」
橋「それはないよ〜5歳児くらい」
「ねえ違うから！」
橋「ごめんて。ほらシュークリームも早く食べな」
「っんま！涼ちゃん天才〜〜」

髙「 … おい入りずらいわ！！」

「びっくりした〜お疲れゆうぴ」
橋「お疲れー」

髙「俺も今度ミルクティーとシュークリーム持ってくるし」
「んーでも毎回はいらない」

髙「何でだよ！分かんねえよ！！」

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