Beaming . (ページ21)

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「おいし〜流石！」
橋「ほんと？良かった」
「いつでもお嫁に行けるね」
橋「ありがとー」

絶対熱いうちに完食したい私は
女子とは思えないスピードで黙々と食べる。

もう完全に涼くんに胃袋を掴まれてる。

半分以上食べたところで写真を撮り忘れた事に気づき
食べかけのオムライスをスマホに収めた。

「明日の伝記に載せよ〜」
橋「俺も載せよ」
「匂わせだ」
橋「におわせ？何それ」
「匂うって思わせるの」

頭上にはてなを浮かべる涼くんをスルーして
残りを一瞬で食べ切った。

橋「俺お皿洗うよ」
「いや私がやるよ、作ってくれたし」
橋「でも俺も食べたし」
「お客さんはゆっくりしてて！」
橋「ただいまって言ったのにー？」

そう言い合っているうちにテキパキと食器を
片付けられてしまうものだから慌てて追いかけて。
結局お皿洗いも2人でやった。

「片付けまでありがとう」
橋「いえいえ。じゃあ帰ろっかな〜、」
「え！？お泊まりかと思った ... 」

久しぶりに一緒にゲームしたいなあと
るんるん気分だった私は、
帰る気満々の涼くんの手を思わず掴んだ。

橋「なぁに、一緒に居たいの？」
「そういうんじゃないけど、もう遅いしさ」

するとにこにこと笑いながら
揶揄うように私の頬をつんつんしてくる。

橋「帰ったら寂しい？」
「 ... さみしい」
橋「ふふ、かあわいいね」

そのあと2人で散々ゲームした挙句に
リビングで寝落ちしましたとさ。

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( お泊まりしてと言わせたくて態と帰ろうとした
意外と策士な橋本の思惑に一切気づかない日南 )

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