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「…ぅわっ、」
『あーごめんごめん 笑』
そして挙句の果てにすっ転ぶ。押されたような気がしなくもないけとしょうがない。自分の運動神経の問題だから。クラスメイトの子はニヤニヤしながらこちらを見下ろしてる。
立ち上がると膝が痛くて、多分変なぶつけ方でもしたんだろう。慌てて輪から離れて、遠ーーくから投げるみたいに参加。
んで結局、うちのクラスは負けてしまった。
もうなんか、益々落ち込む。
＿＿＿＿＿＿＿
宮「…Aちゃん」
ガヤガヤと話しながら楽しそうにブルーシートへ戻っていく集団について行きながらトボトボと歩みを進めていると、不意に宮舘くんに呼び止められる。
「…宮舘くん、？どうしたの？」
宮「ちょっと来て」
「え、」
特に説明もなく手首を引かれて連れて行かれたのは、体育祭本部横の救護場所だった。先生も生徒も、人はいない。
宮「そこ座って、」
「…あれ、保健の先生は？」
宮「今トイレ行ってる」
「…？」
最初から何がどこにあるか分かっていたのか長テーブルに救急箱を置くと、湿らせたガーゼと大きめの絆創膏を取り出した。
宮「ジャージ捲っていい？」
「…ぇ、」
答える前にググッと裾を捲ると、擦りむいた膝から血が滲んでいた。擦りむいたとは思ってたけど、こんなしっかり怪我してる気はなかったから。
宮「ダメだよ、放っておいたら」
「…そんな酷くないと思ってて、」
宮「跡、残ったら大変でしょ」
「え、まって、！自分でやるから！」
宮「いーんだって」
宮舘くんは手馴れたように消毒、絆創膏と順番にやってくれる。途中途中染みない？大丈夫？と聞いてくれて、片膝を付いてテキパキとこなしてくれる彼は所作の綺麗さも相まって執事か何かか。
「…ごめんなさい、ありがと、」
宮「転んだの見えてたから。大丈夫だった？」
「うんもう、全然、手当してくれたから、」
宮「…いつもと逆だね」
ジャージを元に戻して改めてこちらを見上げる彼の顔の綺麗なこと。ふっと笑みを零す彼に釣られて笑えば、さぁ戻ろうと立ち上がる宮舘くんに頭を撫でられた。
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薄荷(プロフ) - namanaさん» お返事大変遅くなり申し訳ありません…！見返したら返信されていなくて今気付きました…本当に申し訳ないです…暖かいお言葉いつも本当にありがとうございます！！期待してくださってたのですね！嬉しいです✨またいつでもいらしてくださいね！(;_;) (2023年2月4日 14時) (
レス) id: a41569d7f5 (このIDを非表示/違反報告)
薄荷(プロフ) - ゆーさん» ありがとうございます。お手数お掛けして申し訳ありません…また何かありましたらお知らせくださいね。 (2022年9月16日 18時) (レス) id: a41569d7f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 分かりました、もう一度読みなおします！ (2022年9月16日 13時) (レス) id: 45f6799fa1 (このIDを非表示/違反報告)
薄荷(プロフ) - ゆーさん» コメントありがとうございます。許可が下りてないということでしたので、表記などに不足がある可能性があります。申し訳ありませんが今一度確認して頂けたらと思います。 (2022年9月16日 13時) (レス) id: a41569d7f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - twitterフォローさせていただいていますが、フォロー許可が下りていません。プロフも読みました。条件をまだ満たしていないところがあるのでしょうか？教えていただきたいです…お願いします。 (2022年9月16日 10時) (レス) id: 45f6799fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薄荷
| 作成日時：2022年7月9日 16時
