初恋の話 ページ32
(Thanks！amanon様！)
阿「Aちゃんって初恋はいつ？」
お昼休み。音楽準備室。
その日突然の質問を投げかけてきたのは阿部くんだった。
「初恋？」
阿「俺は幼稚園だったんだけど…」
「阿部くん覚えてるの？」
阿「うん、めちゃくちゃしっかり顔まで 笑」
そんな話をしていれば誰ともなくみんなが会話に参加していくのが常である。アニメ見てた人もスマホいじってた人も。みんな聞いてないようで、会話を聞いていたりするのだ。
佐「俺も覚えてる〜！小学2年生の時！名前も覚えてるし！」
岩「俺保育園だったかな…途中で引っ越しちゃってそれっきりだった」
深「俺も保育園、めっちゃ可愛い子だったわ」
宮「俺と翔太はね、笑」
渡「幼稚園の双子の子だったから」
宮「しかも片方ずつ好きになるっていう 笑」
目「やば、笑」
向「さすがすぎやろそこ！笑」
それぞれの初恋の思い出がポロポロと出てきて、目を輝かせているみんなはなんだか可愛い。そしてふと思った。…"早い"んだなと。
ラ「Aちゃんは？いつなの？」
「え…っ、」
ラ「もしかして覚えてないとか？」
ラウールくんにそう改めて問いかけられて、言葉につまる。
みんなのように事細かに覚えていないとかそういう理由ではない。
「…いやその…、私、ちょっと遅くて、…ち、中学生、で、」
今まではこんな風に気軽に話す人もいなかったからわからなかったけど、こうやって同年代の人達と話すようになってから気付かされることも結構ある。初恋はみんなのように幼稚園とか保育園とか、遅くても小学生の時には初恋という名の感覚を知っているんだ。話してみると初めて、自分の意外な部分に気付く。
「だからその、みんな早いんだなって…、」
思えば幼稚園から影が薄くて大した居場所も無く、なんならそれくらいの頃から陰キャ街道をひた走り続けてきた訳だから。初恋なんて華やかで爽やかな経験はもう自分の人生にはほぼ無いようなものである。"陰"キャなのに影が薄いというのはこれいかに。
佐「別にそんなん早いも遅いもないっしょ」
向「そうそう、ええねんそんなん人それぞれやし」
目「どんな人だったかとか聞いてもいいっすか？」
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薄荷(プロフ) - namanaさん» お返事大変遅くなり申し訳ありません…！見返したら返信されていなくて今気付きました…本当に申し訳ないです…暖かいお言葉いつも本当にありがとうございます！！期待してくださってたのですね！嬉しいです✨またいつでもいらしてくださいね！(;_;) (2023年2月4日 14時) (
レス) id: a41569d7f5 (このIDを非表示/違反報告)
薄荷(プロフ) - ゆーさん» ありがとうございます。お手数お掛けして申し訳ありません…また何かありましたらお知らせくださいね。 (2022年9月16日 18時) (レス) id: a41569d7f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 分かりました、もう一度読みなおします！ (2022年9月16日 13時) (レス) id: 45f6799fa1 (このIDを非表示/違反報告)
薄荷(プロフ) - ゆーさん» コメントありがとうございます。許可が下りてないということでしたので、表記などに不足がある可能性があります。申し訳ありませんが今一度確認して頂けたらと思います。 (2022年9月16日 13時) (レス) id: a41569d7f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - twitterフォローさせていただいていますが、フォロー許可が下りていません。プロフも読みました。条件をまだ満たしていないところがあるのでしょうか？教えていただきたいです…お願いします。 (2022年9月16日 10時) (レス) id: 45f6799fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薄荷
| 作成日時：2022年7月9日 16時
