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そんなこと考えて一人で落ち込んでいたら、路地裏で蹲ってる学生が見えた。
「…あ、あの…大丈夫ですか…？」
『…誰だよお前』
「…ひっ、」
…しまった。顔を上げた彼は顔に傷を作っていて、服装髪型ピアスその他諸々を含めてもこの方はヤンキーの方だ。今時ボンタンや短ランやドカンの類を着ている人はいないけど雰囲気でわかるのは、そりゃずっと一緒にいた人達がそうだったから。
ガン飛ばされてる…一応ハンカチを手渡したけどずっと睨まれる。
「…あの、これ、」
『あ？』
「…ひぃいっ、」
こ、怖い…やっぱりどう足掻いてもヤンキーの方は怖い…！
もしかして余計なことをしたんだろうかと落ち込んだけど、乱暴にも受け取ってくれた。
『…お前深澤んとこの女？』
「…え、」
ハンカチで傷を抑えながら面倒くさそうに舌打ちをされた。…え、なんか、なんかすいません…、
───『お姉さん優し〜 笑』
下卑た笑い声が聞こえてきて、振り返ると学生服ではない集団が寄ってきた。立ち上がったのとぐぐっと距離が縮まったのはほぼ同時で、ちょっと(というかかなり)気持ち悪い笑顔が間近にある。
『お姉さんこの辺の人？制服かわいいね 笑』
『ヤンキーにハンカチ渡すとか漫画以外で初めて見た 笑』
それを言うなら私だってあなた方のような分かりやすいヤンキーみたいな方々最近漫画以外で見ませんよ。…と心の呟き。
『なんかお姉さん暗、笑』
『顔見せてよ〜、ねぇ、…っ、』
俯いて伸びてきた前髪を利用して顔を見られないようにしていたのに肩に手を置いて覗き込んでくるから、気持ち悪くて思わず払い除けた。
『…は、？笑』
『…何してんの、おい、』
「…やっ、やですっ、！」
腕を掴まれて、咄嗟に掴まれた腕を反対の手で握って自分の方へ引き寄せた。思いの外簡単に手が離れて、教えてもらったことを咄嗟に出来たことに思わず自分の手を見つめる。
「…ほ、ほんとに離れた…」
『お前何調子乗ってんの、』
…ってそうじゃないこの状況。
「…えっ、…ぅ、わっ、ひぃっ、！」
『来い』
2回も離されて怒ったらしい連中に、両腕をガッシリ掴まれて連行みたいに歩かされる。こ、こういう時の対処法もあったはずなのに…！
怖すぎて足がガクガク震えてきて、歩くのもままならない中で護身術なんて出来る訳もなく。結局使われていない空き家の物置みたいな所に投げられた。
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薄荷(プロフ) - namanaさん» お返事大変遅くなり申し訳ありません…！見返したら返信されていなくて今気付きました…本当に申し訳ないです…暖かいお言葉いつも本当にありがとうございます！！期待してくださってたのですね！嬉しいです✨またいつでもいらしてくださいね！(;_;) (2023年2月4日 14時) (
レス) id: a41569d7f5 (このIDを非表示/違反報告)
薄荷(プロフ) - ゆーさん» ありがとうございます。お手数お掛けして申し訳ありません…また何かありましたらお知らせくださいね。 (2022年9月16日 18時) (レス) id: a41569d7f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 分かりました、もう一度読みなおします！ (2022年9月16日 13時) (レス) id: 45f6799fa1 (このIDを非表示/違反報告)
薄荷(プロフ) - ゆーさん» コメントありがとうございます。許可が下りてないということでしたので、表記などに不足がある可能性があります。申し訳ありませんが今一度確認して頂けたらと思います。 (2022年9月16日 13時) (レス) id: a41569d7f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - twitterフォローさせていただいていますが、フォロー許可が下りていません。プロフも読みました。条件をまだ満たしていないところがあるのでしょうか？教えていただきたいです…お願いします。 (2022年9月16日 10時) (レス) id: 45f6799fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薄荷
| 作成日時：2022年7月9日 16時
