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Shota side
ラ「ねぇみんな言い過ぎ」
しんとした準備室はなんの音も無くて、ラウールの一言がそこに響いても何も返せなかった。
Aが、俺らが伸ばした手を振り払った。目にいっぱい涙を溜めて、嫌悪とも絶望とも取れる顔をしてこっちを見ていて思わず何も言葉が出なかった。あんな顔、初めて見た…
手を振り払われた当の本人はもう何も考えられていないようで、自分の手を見たまま動けないでいる。
ラ「Aちゃん泣かせるとかふっかさん最低」
深「…え、いや俺だけ！？」
阿「お前らもだよ、捲し立ててどうすんの」
珍しく怒ったような声色の阿部ちゃんにみんな何も言えなくなった。というか、元からもうみんな茫然自失って感じで誰も言葉が出せない。
───初めてAが俺らに見せた、"拒絶"だった。
今までだって俺らのせいで色んなことに巻き込んでも、ずっと一緒に居てくれたから、これから先もそうだと思ってた。Aが、Aの方から手放すことなんて有り得ないと思って。
岩「…別に捲し立ててねぇよ、」
阿「でもそう聞こえたんじゃないの、Aちゃんには」
なんでAが強くなりたいと思ったのかはわかんない。でもそれを樹達に相談したことも、納得いかない理由の1つだった。だって別に、護身術くらいなら俺らだって教えるのに。なんでって。
ラ「Aちゃんの話も聞いてあげれば良かった…、」
目「……俺謝って来ます、」
別にラウールは何にもしてないのに落ち込んでてやるせなくなるし、目黒はもう椅子から立ち上がって準備室から出ようとしてる。
ラ「でも今行かない方がいいよ、」
目「なんで、」
ラ「だってAちゃんが俺らに呆れてたらどうするの？話もロクに聞いてくれないで否定されてさ、」
俺なら来て欲しくない、とラウールはトドメのような一言を呟いた。ほんとこいつは末っ子のくせに冷静だし頭が切れる。
───自分の話すら聞いてもらえず、強くなりたい気持ちの全部を否定したみたいな言い方されて。……あぁ、もう最低だな俺ら。
ずっと一緒に居てくれるなんて、そんなのエゴでしかない。俺らが勝手に、そう思い込んでただけ。
深「…Aちゃん、嫌いになったかな。俺らのこと、」
そんな想像したくもない話を想像してしまって、あまりに情けなくて自嘲した。
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薄荷(プロフ) - namanaさん» お返事大変遅くなり申し訳ありません…！見返したら返信されていなくて今気付きました…本当に申し訳ないです…暖かいお言葉いつも本当にありがとうございます！！期待してくださってたのですね！嬉しいです✨またいつでもいらしてくださいね！(;_;) (2023年2月4日 14時) (
レス) id: a41569d7f5 (このIDを非表示/違反報告)
薄荷(プロフ) - ゆーさん» ありがとうございます。お手数お掛けして申し訳ありません…また何かありましたらお知らせくださいね。 (2022年9月16日 18時) (レス) id: a41569d7f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 分かりました、もう一度読みなおします！ (2022年9月16日 13時) (レス) id: 45f6799fa1 (このIDを非表示/違反報告)
薄荷(プロフ) - ゆーさん» コメントありがとうございます。許可が下りてないということでしたので、表記などに不足がある可能性があります。申し訳ありませんが今一度確認して頂けたらと思います。 (2022年9月16日 13時) (レス) id: a41569d7f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - twitterフォローさせていただいていますが、フォロー許可が下りていません。プロフも読みました。条件をまだ満たしていないところがあるのでしょうか？教えていただきたいです…お願いします。 (2022年9月16日 10時) (レス) id: 45f6799fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薄荷
| 作成日時：2022年7月9日 16時
