告白されました… ページ18
(Thanks!結衣様!)
──────春です。
平和に穏便に乗り越えようと思っていた学校生活が、気が付けばヤンキーの皆様と過ごす刺激的な毎日になってもう1年過ぎ…こんなことになるなんて入学した頃は予想もしてなかったなぁ、なんて思いながら。
学年が変わって特に何かある訳でもないけれど、変わらずそのままでいられたらいいなと淡く願っていた矢先。
『…久宝さん?』
「……はい、?」
授業の合間の10分休みでお手洗いから出てきた所で、呼び止められた。
『…あの、俺Cの牧田です』
「…はぁ…どうも…、」
周りとあまり交流がないので正直初めて見た人である。牧田くんと名乗る彼はネクタイを緩めている以外は特にチャラい印象も真面目な印象もなく、廊下ですれ違う他の男子生徒と何ら変わらない雰囲気だった。
C組だと渡辺くんと宮舘くんのクラスかな。
『ごめんね、突然』
「…あ、いえ…」
『あの、久宝さんお昼って時間ある、?』
「へ…、」
『視聴覚室、良かったら来てください』
少し顔を赤らめた彼は申し訳なさそうにちらちらとこちらを見て、ボソッと呟くように聞いた。
「…視聴覚室?」
『うん、すぐ済むから、じゃあ』
彼は言うだけ言ってそそくさと自分の教室に帰ってしまった。
なんだろう…何かの委員会の人なのかもしれない。それで何か雑用を頼もうとしたとか。…話したことも無い人に頼むんだからよっぽど人手が足りないのか、それとも私なら断らないと思われてるのか。…まぁ、それは否めないけども…、
──────でもお昼休みに視聴覚室へ出向けば、告げられたのは予想もしていないことだった。
『…俺と付き合ってくれませんか』
伝えられて数秒、身体も思考も動かなかった。これは…どういう…?
「…え…あの…、」
『ごめん、急に…、返事はいつでもいいから、』
そしてまたも彼は言うだけ言って去っていく。答えは!?と思ったけどどうせ今すぐここで出せる訳もなく。
…これは所謂、世間一般で言うところの「告白」というやつではないのか。告白?告白された?私が?スクールカースト枠外に属する隅っこ陰キャに…何故…?
そもそも話したこともないしなんなら名前すら知らなかったような相手である。告白?
4091人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
薄荷(プロフ) - ほのかさん» こちらこそ返事遅くなりまして申し訳ございません!!!リクエスト本当にありがとうございました!😭楽しくなっちゃって長くなりましてすみません…← またいつでもいらしてくださいね!(ノ*°▽°)ノ (2022年8月8日 19時) (レス) id: a41569d7f5 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - くるの遅くてほんとごめんなさい、SixTONES出していただき嬉しいです!とっても面白かったです!! (2022年7月31日 10時) (レス) @page18 id: a8a2258928 (このIDを非表示/違反報告)
薄荷(プロフ) - めあさん» コメントありがとうございます!可愛くなっていましたかっ…!嬉しいです(;▽;)またいつでもお越しくださいませ!ありがとうございます(ノ*°▽°)ノ! (2022年7月9日 16時) (レス) id: a41569d7f5 (このIDを非表示/違反報告)
薄荷(プロフ) - mさん» コメントありがとうございます!ご希望された内容に添えていましたでしょうか…(;_;)いつもありがとうございます!またお気軽にお越しくださいませ!☺️ (2022年7月9日 16時) (レス) id: a41569d7f5 (このIDを非表示/違反報告)
めあ(プロフ) - 弱りあべをリクエストしたものです……!!;; 陰キャちゃんもあべくんも可愛くてにこにこしちゃいました、、ありがとうございます〜〜!!T_T♡ (2022年7月7日 9時) (レス) @page50 id: 0a5cc878cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:薄荷 | 作成日時:2022年4月1日 18時