休日に ページ33
(Thanks！amanon様！)
(※一軍ヤンキーと陰キャちゃん
こちらの「ワンピース」を読んでからだとさらに分かりやすいかも…)
これは、夏休みに入るちょっと前の話。
足を進める度に、ふくらはぎに触れるシフォン素材の裾がくすぐったくて新鮮だった。
ワンピースなんてものをそもそも片手に収まる程度しか持っていなかった私にとってこれはとてつもない冒険で、それに加えて「プレゼントされたもの」なのである。学生なのに貴族のような紳士のような、そんなオーラを纏ってそれなのに喧嘩に強い宮舘くんからもらったワンピースは、今までの自分ではとてもとても選べないデザインだった訳で。いやそもそも、しばらく服なんて新しく買ってないんじゃないだろうか。
買い物に付き合って、とあれよあれよと促されて試着したワンピースをいつの間にかお会計まで済ませてくれていたジェントルな宮舘くんから受け取ったのが数日前。
今日は週末で、久しぶりにみんなで遊びに行こうかなんて話していた。まぁ、彼らは私服もお洒落なわけで、こうやって学校がない日に遊ぶ時は正直すごく困っていた。だって彼らに見合う服なんて持っていないのだ。いやそもそも陰キャは外に出たがらないのが常でして…(デジャブ)
当たり障りのない、ごくごく普通の一般的な服を着ていたし、誰かと出歩くことすらなかったから、彼らと一緒にいて慣れないことがまだまだ山積みらしい。
駅に向かうまでの間、お店のガラスに映る自分に思わず動揺した。
駅前の待ち合わせに使う時計塔には、もう既に阿部くんと宮舘くんがいた。あの二人はこういう時いつも一番に居る。
阿「あ、Aちゃんおはよ」
宮「おはよう」
「…お、おはよう、」
阿「あれ？ワンピース新しい？」
「…う、うん…、」
流石阿部くん、気付くの早い…というか普段こういう服着ないから目立つのかな。
阿「めっちゃ可愛いじゃん。俺こういう色好き」
「……そ、そう、か、な…」
阿「ワンピースも似合うね」
「………あ、えと、」
相変わらずの直球な言葉に返せない私を見て、宮舘くんは腕を組んでニコニコしてる。た、助け舟をっ……、
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薄荷(プロフ) - 乃亜さん» コメント、そしてリクエストありがとうございます！おぉ！いいですね(∩´∀`∩)続編の章での執筆となってしまいますが必ず書きますのでまたいつでも遊びに来てください！(´；ω；｀) (2021年11月9日 15時) (
レス) @page46 id: a41569d7f5 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - 更新楽しみにしてました^^*。需要があるかは分かりませんが、康二くんと二人の放課後を見てみたいです！ゆっくりの更新でもとても楽しみにしているので主様のペースでまたの更新を楽しみにしています！ (2021年10月21日 20時) (レス) @page35 id: ff393a1240 (このIDを非表示/違反報告)
薄荷(プロフ) - 絵美さん» コメントありがとうございます！リクエストいいですね！更新は遅くなってしまうとは思いますが是非とも書かせて頂きます！またいつでもお越しください(o^∀^o) (2021年10月21日 16時) (レス) id: a41569d7f5 (このIDを非表示/違反報告)
薄荷(プロフ) - はなさん» コメントありがとうございます！！そのお言葉本当に嬉しいです(；；)更新遅くてすいません…またいつでもお越しくださいね(*´▽｀) (2021年10月21日 16時) (レス) id: a41569d7f5 (このIDを非表示/違反報告)
絵美 - 初めて読みました。とても面白いです。リクエストは、よろしいでしょうか？主人公の家にみんなが遊びに行くのとか見たいです (2021年10月13日 15時) (レス) id: 8e0e6c836c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薄荷
| 作成日時：2021年7月12日 11時
