文化祭(本番) ページ12
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「向井くん似合う…！」
向「Aちゃんもめっちゃ似合う、仕事出来るお姉さんって感じやな 笑」
まだまだあるなぁなんて思ってたけど、準備してたらあっという間に当日になってしまった文化祭。裏で話す向井くんは本当に格好良くスーツを着こなしていて、スタイルがいいのがよくわかる。いやそれにしてもなんというか、大丈夫なんだろうか。失敗とかしないかな、不安だ…、
向「それにしてもシフトに悪意ありすぎやん、」
「向井くんそんな忙しかった？」
向「いや、俺やなくて、」
結局シフトは委員会の人達に任せていたら、私の方はほとんど裏方に出ずっぱりになってしまった。一応お昼休憩で1時間くらいは貰えてるけど。女の子達はメイド服を着て接客することも大事だけど、この服で校内を練り歩きたいのが本心のようだった。何せ今日は他校からも人が来るから、張り切っているのだ。
向「ほんっまに自分らのことしか考えてへんなアイツら」
「まぁ、しょうがない、よ…みんなも回りたいだろうし、」
向「Aちゃんやって一緒やん、それは」
「…ん、まぁ、でも、人いなくなる訳にはいかないし、」
はは、と笑ってはみるけどぎこちない笑いしか出ない。不思議だ。去年までならむしろこれだけスケジュールを埋めてもらえたら有難いとすら思っていた。一人ぼっちで文化祭を回るくらいなら、仕事していた方がよっぽどいい。でも今は、少し寂しいとすら感じる。
回ってくれる、回りたいと言ってくれる人がいるというのはこういう変化なんだ。向井くんも自分の事のように怒ってくれていて、有難いやら申し訳ないやら。
「…あっ、気にしないで楽しんでね、向井くんは」
向「…んー、まぁ俺としてはめめと行くのも気になんねんけどな」
頬っぺを少し膨らませてむすっとした向井くんは相変わらずあざといんだかなんなんだか。阿部くんさながらだと思う。
お昼の数少ない1時間休憩、シフトの都合で休みが重なったのは9人中目黒くんだけで、その時の音楽準備室はまさに阿鼻叫喚。そんなにみんな目黒くんと行きたかったのか…ラウールくんには怒りながら抱き着かれて引っぺがされていた。ラウールくん、よく目黒くんのこと話していたからな…ほんとは行きたかったんだよね、ごめんよ…、
「向井くんもラウールくんも目黒くん好きだもんね、愛されてるね…笑」
向「Aちゃんなんかちょっとずっと違うねんけど…まぁいっか、」
「……？」
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薄荷(プロフ) - なつチビさん» コメントありがとうございます！本当にそのお言葉嬉しいです(;_;)最近は更新が遅くて本当に申し訳ないです…またいつでもお越しくださいませ！(´∇｀) (2021年6月24日 0時) (
レス) id: a41569d7f5 (このIDを非表示/違反報告)
なつチビ(プロフ) - 続編本当におめでとうございます！！更新が楽しみで仕方ないです！！ (2021年6月20日 23時) (レス) id: d99cfef0c8 (このIDを非表示/違反報告)
薄荷(プロフ) - 結衣さん» コメントありがとうございます！こちらこそ来て下さり感謝です(T_T)更新遅くて申し訳ありません…またお気軽に来てくださいね(´∀｀*) (2021年5月28日 1時) (レス) id: a41569d7f5 (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - 続編ありがとうございます！！ (2021年5月25日 20時) (レス) id: e8590fba58 (このIDを非表示/違反報告)
薄荷(プロフ) - rikatoranosukeさん» コメントありがとうございます！！続編始まっちゃいました(；・∀・)小ネタみたいなものが続いてしまうかとは思いますが、お気軽に読みに来てくだされば嬉しいです(T_T) (2021年5月24日 0時) (レス) id: a41569d7f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薄荷
| 作成日時：2021年5月22日 15時
