最後に笑ったのは、いつでしょう。《Mizuki.I》

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あれは高校２年の時。


体育でペアになれと言われた時。


元々友達のいなかった私は困り果てた。


そんな時、ペアになったのが

私と同様にひとりぼっちだった理沙だった。


理沙は学校で知らない人はいないほどのわがまま娘で周りからも距離を置かれていた。


そんなひとりぼっちとひとりぼっちがくっつけられた瞬間から、私は理沙の親友になったようで。



その日から

｢柚月〜！今日どこか寄って帰ろ！｣

｢これ新作のブランドでさ！｣

毎日毎日興味のない話ばかりされる。



かと言って突き放せば自分もひとりぼっち。

流石に修学旅行ぼっちは免れたくて。

高校２年生は耐え凌いだ。



けど春休みが終わって、また始まってしまうんだ。


周りに流されてばかりの私が始まるんだ。





それだけで、憂鬱なんです。

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