1日はあなたから始まる 【2】

64日目 ページ4

終業式、つまり今日までの3日間のうち2日間は


あの日みたいに夕方まで返信が来なかった


まぁスケジュールいっぱいにしてたらしいし


てかプライベートなことまで私が気にする必要ないか。



そんなこと思いつつ駐輪場につく。



「おは」



『おはよ、ミナ』



いつのまにか無くなっていたグクに手を振る日課



本格的に部活が始まって、朝練もするようになって


お互いの登校時間がずれるようになったから



「なんかテンションひくい？」



『んあ？いやべつにー』




いつも通り教室には入らず廊下から

1番廊下がわの1番後ろの席に荷物をおいて5組へいく





「おいジョングク！お前やるなぁぁ」


5組の前の廊下からでも聞こえる男子の声



「あ、おいっまじやめろよ」



5組に入ると

3人の女子の名前とジョングクの名前が黒板に書かれてた。


その3人の女子の中にはハユンもいた



『ミナ？』


「ん？」


『あれさ』


「うん」


『何でもない』


「うん、」








「お前何人とデートしてんだよー笑」



「デートじゃねーよ！」



「この4日間で3人の女子と遊ぶとかお前ほんとずるいぞー笑」


「もーうるっせぇなぁ」




返信がずっと遅かったのも


ちょっと様子がおかしかったのも


女子と遊んでたからか




いやいや、私彼女でもないのにこんな気にする必要なくない？？笑


うん、気にしない気にしない






けど終業式の内容なんてなにひとつ頭に入ってこなかった

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