1日はあなたから始まる (ページ9)

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9日目ページ9

今日は別に望んでいなかったが来てしまった宿泊行事の日。

まず学校で集まってバスで行くんだけど…

『あさはやすぎね、？』

いつも起きる時間に集合って。

｢おはよー。｣

『おっミナ！おはよう！』

｢だる。｣

『は。グクと同じクラスだけいいだろ。』

｢別にチョンのこと好きじゃない私にとってどーでもいいんだけどー。｣

『はぁ？てか私も好きじゃないし！かっこいいってだけ！』

｢ふーん。｣

『なに！』

｢いくぞー。1、2、3、4組はバス着いたから早く乗れー。｣

『うっわ。こんなとこでもまた5組とだけ一緒じゃない』

｢はい残念。いってらっしゃい。｣

5組のバスより3組のバスが奥にあるから、バスに乗るために3組バスの前をグクが通ることもない。

『はぁ。』

ちょっと心の奥で期待してる私の気持ちをよそにバスは発車した。

ﾋﾟｺﾝ

グク[やっと俺らもバス乗った！]

おぉ。てことはミナもか

[こっちは発車したとこだよー]

グク[俺らも！あともーすぐでするとおもう！]

『乗ってからがはやいな、笑』

ミナ[ひま]

[あともーすこしで発車でしょ？]

ミナ[うん]

[グクから聞いたの♡]

ミナ[どうでもいいわ]

塩対応だ、笑

グクとはーなそ。

バスの窓越しに景色の写真をとった

[写真を送信しました。]

[今撮ったー！綺麗でしょー]

グク[どうでもいいわー笑]

[私の写真のほーがみたいって？笑]

グク[あーはいはいそーだねー笑]

こんな冗談まで言い合える仲に自然となっていたことに自分でも初めて気づいた。

うれしいな。