1日はあなたから始まる

43日目 ページ43

『ふぁぁ
おかーさんおはよ』


「おはよう、早く行きなさい、時間ぎりぎりじゃない」


『はいはい』


昨日は帰ったあと、いつもどおり日課の電話をした


初めてあんな直接喋ったなとかそんな話をしていた






昨日の余韻にひたりながら自転車を漕ぐ



「おはよ」



今日はミナの方が先に駐輪場についてたみたいで


いつものようにだるさ全開で挨拶をしてくる



『おはよ笑』




今日は1時間目に小テストがあって


朝礼前ミナのクラスに行かず


自分の教室で勉強することにした




「ねぇ」



『わっ。ミナからうちのクラスに来るなんてめずらしいね』



「あんた昨日チョンとなんかあった？」



『いや？なんも。ただ一緒に帰っただけ』



「あー。教室はいったらチョンからかわれててさ、あんたのことで」



『はぁ！？』



「昨日だれとかえってたんだー？とかあいあいがさしてただろーとか。」



『えなんで知ってんの』



「そりゃ誰かしら見てるに決まってるでしょ。

通学路なんだから」


『そっか』


「まぁまだ1部のやつが言ってるだけだしだいじょぶでしょ」


『ごめんありがとうね』


「てかチョンって女好き？」


『は？なんで？』


「いや、いろんな女子をネタにからかわれてるきがする。」


『そんなに？』


「あんたとかハユンとかあの2、3人くらい？」


『あー。』


「ま、ハユンのほかの2、3人はチョンに告った人みたいだし、チョンが好きとかではなさそうだけど」



『そっか
わざわざありがとう笑』


「ううん小テストがんばー」




そんなにいたんだ。


私ってグクにとって大勢いる女子の中の一人でしかないのかな。


あーまた悪い癖出てきた


すぐネガティブ思考になる…


考えるのやめよ


電話で本人に聞けばいい話じゃん！

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