1日はあなたから始まる

42日目 ページ42

『あ、雨』


「もう降ってきたかー」


『あ、私自転車だ、とってくるね』


「おうー」



んー、どーしよ

自転車だからカッパしか持ってないけど

グクと一緒だからカッパずっと着てるのもな…

ま、濡れてもいーや。



『ごめ、おまたせ

いこっか』



うっわ、さっむい

雨に当たりながらはきついかな



「おう！

お前傘は？」



『いつも自転車だからないんだよね笑カッパしか笑』



あれ？雨やんだ？


「ん。」


『あ。』


「風邪ひくだろバーカ」


『…ありがとう笑』


これっていわゆる…


あいあいがさ…っ！？笑



ﾊﾟｼｯ


「何照れてんだよ笑」


『いたっ！！たたくことないじゃん！笑

照れてないし！笑』


「じゃーなんで口角あがってんだよ笑」


『自然に上がっただけ！』


「いや自然にあがるってことは照れてるってことだよな？」


『あ』


「バーカ笑」



たのしい。


こんな時間ずっと続けばいいのに。




「なぁ、ちょっと遠回りしてくか？」



『いや、友達待ってるんでしょ笑』



「あ、そっか。忘れてた」



『うん笑』



「待ってなかったらもっと話したかったな」



『え、』



「なんてな笑

あ、ついた」



『あ、うん

私こっちだ。』



「そっか

じゃーな、ありがとな笑」



『ううん！こちらこそ！』



途中のはなんだったんだろう？


もっと話したいって思ってくれてたのかな？



こうやって思わせぶりな言葉を言うから


私みたいに勘違いしそうになるやつがでてくる。


勘違い、じゃなかったらいいのにな。

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