31日目 ページ31
その後も何回か目が合っては笑って
を繰り返していた。
いやこれカップルかっつーの。
映画も終わり、場内が明るくなる。
上映中は暗かったっけど明るくなってちゃんと見えた繋いでる手。
はずかしくなって手を離す。
｢えー離しちゃうのー？笑｣
『あたりまえでしょ！』
｢ちぇー笑
あ、これお金。チケットとかほんとうにありがとうね｣
『あ、いいのに…』
｢女の子に奢らせるわけないでしょ？
もっと早く渡したかったけど、歩いてる時に渡すと、お財布出したり、大変になっちゃうかなって
ごめんね｣
『あ、そんな、わざわざお気遣いありがとう笑
じゃ、出よっか』
｢うん笑｣
まえまえから、あまり行かないとこだからA案内おねがい！と頼まれてた私。
どこ行こう
カラオケとかは…いや、私にとってどんなにハードなことか。
ゲーセン行って、お昼食べて解散でいいかな。
早すぎるけど…笑
残念ながら良い場所とかあまり記憶してない…笑
私もいつも友達について行く派だからさ。
『ゲーセン行こう！』
｢お！いいね！｣
『プリクラとる？笑』
｢写りの良さは負けないよ？笑｣
『テテに勝てる気しないわー笑』
プリ機を決めるといつの間にか全額払ってくれてた。
『あっお金…』
｢いーの笑今日迷惑かけたしね、こんくらいは笑｣
『いやいや、いいのに…笑ありがとう』
｢はいはじまるよー笑｣
3、2、1
パシャッ
『うっわ私より盛れてる。』
｢ｲﾋﾋｯ笑｣
『私女子やめよーかな』
｢じゃー俺女子になるぅー笑｣
『それは意味不明ー笑』
なんてくだらない会話をしながら
プリクラを楽しんでいた。
｢おっ最後だね｣
『だね
ポーズどうしよっか』
｢んー、うふふ笑｣
『えっなに？？』
3、2、1
ぎゅっ
えっ
今…わたし…抱きしめられてる…
｢ｲﾋﾋｯ笑｣
『えっ…今のって』
｢んーハグ？笑｣
『いやそれはわかるけど』
｢だめだった？？｣
『だめってゆーかその…びっくりしただけで…』
｢ｲﾋﾋｯ笑ならよかったっ！
よーし落書きしに行くぞぉ｣
『うん…笑』
テテに言ったことは嘘じゃなくて、
本当にテテのハグは嫌ではなかったけど…
少しキュンとしてしまった自分に嫌気がさした
いつもグクグク言ってるのに。
はぁ。イケメンだったら誰でもいいのか私っ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 35人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るんるん | 作成日時：2017年5月2日 0時
