1日はあなたから始まる (ページ19)

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19日目ページ19

ミナは私の最寄りの隣の駅でおり、解散した。

自然に足がはやくなり、家に近づくにつれて胸の高

鳴りは増していく。

最寄り駅から家までは10分くらいで、いつもなら

スタバの飲み物を飲みながらゆっくり歩いてるけ

ど今日はそんなことをしている暇なんてなかった

グク[もうそろそろ着く？]

[ごめん！いま最寄りから家に帰ってるとこ！あと3分くらい！]

まともに顔を見て話をしたことがないのに電話なん

て緊張がおさまらないけど

それ以上にすごい楽しみだった

着いたっ

[ついた！！]

すぐにつく既読。

それと同時に電話がかかってくる

『わっ。』

緊張でふるえながらも電話に出る

｢もしもし？｣

『もしもし！！』

｢あははっ笑元気だな～笑｣

声もかっこいい…。

こんなちゃんと声聞いたの初めてかな

｢そーいえばこーやって話すのはじめてだよね？

LINEではたっくさん話してたけど笑｣

『それ私も思ってた笑』

｢だよね！笑

宿泊行事どうだった？楽しくなかった？笑｣

『微妙かな？笑』

｢そっかー笑

俺らは楽しかったよ！｣

『なにが楽しかった？笑』

話題をわざわざ探さなくても

次々に話したいことが見つかってなかなか話が尽き

ない。

それがすっごく楽しくて嬉しかった。

｢あ、そろそろ切るね！お母さん帰ってくるからさ｣

『あ、そっか！わかった！』

｢さみしーか？笑｣

『さみしーよ？笑』

｢ふっ笑また電話してやるよ笑じゃーな！｣

そういって切れた電話。

切った後、〝ありがとう〟と一言メッセージで送っておく

〝また電話してやるよ〟

またしてくれるんだ

やったっ

この日から

グクとの電話も日課になった