145話 ページ45
Nagisa.side
「………………僕が行く」
誰もが聞こえるように、誰もが僕の決意がわかるようにそう叫んだ。
………鷹岡先生はこれを望んでいるのだろうから。
「……そうさいい判断だ。はしごで上へ登ってこいよぉ！！こいつと、薬はよこしてやる！！」
僕は止めるみんなをなだめて上へと上がった。
僕は薬を手に入れるために。みんなを助けるためになら何だってするつもり。
上へ上がった瞬間、鷹岡ははしごが下へとおっことした。
近くにはナイフが二つ置いてある。
…………もちろん、本物の。
「これで誰も登ってこねぇ…、俺がやりたいのはこの前のリターンマッチだ」
…ちがう、僕は闘いに来たわけじゃない。交渉をしに来たんだ。
そう伝えるが鷹岡先生には伝わらない。
「………、一瞬で終わっちゃ、俺としても気が晴れない。だから闘う前にやることをやっておかなきゃな」
「やること……？」
「………、」
そういうと、鷹岡は薬の入ったスーツケースを投げた。
そして、起爆リモコンを押そうと手に力を入れた。
それは薬の爆発を意味する。
.
「やめろーー……っ！！！！」
届くはずもなく、いとも簡単に爆発した。
.
みんなを…、助けられない……。
そんな……、そんなのって…………。
.
「あははははは…！！！」
.
いやだ。
.
「そう、その顔が見たかった！」
.
いやだやだやだ。
絶望………、それが心を埋め尽くすと同時に。
「………、はーっ、はーっ」
息が荒くなる。湧き上がる何かに感情を支配されて。
自然と、そのナイフを持ち上げて鷹岡に向ける。
.
許せない。
.
許せない許せない。
.
「殺…、してやる…！！」
.
すべての感情が混ざりあって。濁った殺意に変わる。
鷹岡はそれを薄気味悪く笑った。
.
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秋桜(プロフ) - 渚さん» お久しぶりです！少し行き詰ってしまってすみません！完結させるよう努力します！(>_<)ありがとうございました！ (2017年2月5日 23時) (
レス) id: e5616a094a (このIDを非表示/違反報告)
渚(プロフ) - あ、一応元まなぱんとか言うやつです (2017年2月5日 21時) (レス) id: 4423b92c29 (このIDを非表示/違反報告)
渚(プロフ) - 更新お久しぶりですね...!待ってました!これからものんびりペースでいいので完結するまでよろしくお願いします(*´∀`*) (2017年2月5日 21時) (レス) id: 4423b92c29 (このIDを非表示/違反報告)
秋桜(プロフ) - まなぱんさん» 長文ありがとうございます！私も原作や嵐さんが大好きでこの小説を始めました！これからも更新を頑張ります！ (2016年9月10日 15時) (レス) id: e5616a094a (このIDを非表示/違反報告)
まなぱん(プロフ) - (続き)また、私N贔屓なもんですのでNさんの活躍が多く見れて嬉しいです(>∀<)今後どう原作と関わっていくのか楽しみです! (2016年9月10日 13時) (レス) id: 61adc21a9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：那奈 | 作成日時：2016年7月31日 15時
