嘘つきシンデレラ 3

シンデレラ124 ページ24

男の人にも嫉妬し出す自分いよいよだな…


なんて思ってると肩にかかる重さが増した。




目を閉じている隣のジョンハンさんからは規則正しい呼吸が聞こえる。

寝てしまったのかも




ソファーに放置するわけにも行かないから、もし寝てるならジョンハンさんの部屋まで運ばなきゃいけない。
前に運んだことあるから大丈夫だと思うけど…







ジョンハンさんは予想よりも軽くて簡単に立たせることができた。
前もこんなに軽かったっけ、思い出そうとするけどあの時は焦りすぎてたからよく覚えていない









ジョンハンさんの部屋のドアを開けてベッドへ進む。
そ〜っと下ろして、私はベッドに腰掛ける









意識してないのにこんな綺麗な寝顔だなんて罪な男だなあ…

こんな綺麗な顔してるのに手は男らしくて、


この手で手を繋いでくれたことを思い出して顔が赤くなってしまう。
暗くて良かった…









「……ただの同居人から抜け出したいな…」









最近叶わないことを思うことが多くなった。最近じゃないかもしれないけど









少しならいいかな、なんてジョンハンさんに手を伸ばしかけた時、目が合った






「…え」






なんで起きてるんですか




ジョンハンさん…

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