癒しレンタル 3

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楽しい時間はすぐ過ぎるとはよく言ったもので、もう3日目。ということはあとハニと過ごせるのはあと4日だけってことになる






「ひま〜」








テストも昨日で終わって勉強しなくていいし、今日は学校もバイトも無いからする事がない









「暇だけどさ………


じゃあ、どっか行く？」



「嫌だ。着替えるの面倒くさい」



「じゃあ何するよ」



「ゲームは？」



「ええ〜？あれハニ強すぎて面白くない」



「まあ、いいじゃんやろうよ」









.









「ふはっ、A弱すぎ笑う」



「笑えねえ」









予想通りボロ負けして、何回もハニのドヤ顔を見てしまった。
くそ………うざいけど可愛いとか思っちゃう自分が嫌！！









「なんか違うのが良い」



「あれは？映画は？」



「あ、あるっちゃあるけど…」









2回目のハニの提案でさっき引っ張りだしたゲームを奥に収めて、映画が沢山入ったボックスを取り出す。
映画好きな親が、家に収納出来なくなった映画のDVDを私の家に押し付けてくるからどんどん溜まっていく映画達。
ホラー、ロマンス、SF、実話、ドキュメンタリーにアニメ、ジャンルが豊か過ぎる。

どれも面白いから文句は言えないけど……









「わ、また溜まってる」



「まあ、前来た時から2ヶ月ぐらい経ってるし」



「そんなに来てなかったっけ？」









まあ、いいや

と呟いて大量のDVDに目を向けるハニ。



こっちから見える横顔は整い過ぎて、綺麗過ぎて、幼馴染っていうのを一瞬忘れてしまう。









「お、」









ハニが1枚のDVDに手を掛けた

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