嘘つきシンデレラ

シンデレラ39 ページ39

朝起きてすぐユジンさんに謝りに行く。


いくら「謝る相手は私じゃない」と言われたとしても、やっぱり迷惑をかけたんだから謝らなければいけない






「昨日は、ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした」




YJ「だから、謝る相手は私じゃなくてジョンハン様でしょう？」




「もちろん、ジョンハンさんにも謝りました。でもやっぱりユジンさんにも謝らなければいけないと思いまして…」




YJ「そう…」




「ユジンさんに言われたように私は心のどこかでこの仕事を甘く見ていたのかもしれません。これからは心を入れ替えて真剣にジョンハンさんに仕えようと思います」




YJ「…」




「これからも至らぬ所があると思いますのでご指導のほど宜しくお願いします」









許して貰えないかもしれない、

そんなんじゃ甘いって言われるかもしれない


そう思うと下げた頭がもっと下がる





すると、笑い声が私の耳に入ってきた



私は……この状況で笑える程の強メンタルを持っていないから違うし、



ミンギュさんもいないから違うし、



朝早いから他の執事の人やメイドさんでもない







顔を上げると笑顔のユジンさんと目が合った







YJ「ごめんね、なんか喋り方固すぎて笑っちゃった」







やっぱり貴方偉いわね、分かってくれたらいいのよ


そう言って頭を撫でてくれた



フワッと軽くなる心
駄目だ…安心しすぎて涙出そう







YJ「私も言い過ぎたなって思ってたの。ごめんね？」




「いえいえ！そんな、私が悪いんですし…」







ごめんともう一度言ってまた私の頭を撫でてくれたユジンさん。









それから一週間経った今もユジンさんとは凄く楽な関係で、

たまに怒られるけど、前みたいにキツく怒られることは無かった








私が仕事中に寝なくなったからなのか、ユジンさんがそんなに言う必要がないからなのか……




多分前者だろう。









.









YJ「Aちゃん、お茶にしない？」



「はい！」



MG「今日はロールケーキだよ〜！」









1日1回あるユジンさんとミンギュさんとのティータイム。
私はこの時間が大好きだ

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