嘘つきシンデレラ

シンデレラ32 ページ32

朝の事を引き摺ってるのかずっと拗ねてるジョンハンさん。






今だって、「ふん！」って言いながらバスルームに入って行ってたし。


可愛いけども……可愛いけども……！




ジョンハンさんがバスルームに入ってる間に私することあったかな……



確認の為に色々メモしたメモ帳を開く








YJ「うわあ…きちんとまとめてるのね」






後からユジンさんが覗き込んできた。
すると、ユジンさんの目がメモ帳の一点に集中する。






YJ「あら可愛い……なあにこれ？」



「あ〜っと……」








描きかけのドラ◯もん。何と言えばいいのか…






「ドラ◯もんって言うんですよ」



YJ「どら……え…もん？凄い名前ね」



「お腹にあるポケットからいろんなアイテムを出すネコ型ロボットです」



YJ「ぽ…けつと？あてむ？ろぶっと？」



「あ〜、ポケットっていうのは…あ！この服についてるやつの事で、アイテムっていうのは、物…の事で……ロボットは…機械？のこと…、です」



YJ「ほおほお」









人に教えるのって難しい…
ユジンさんも頷いてくれてるけど完全に分かってくれたかは分かんないし…

そっか、私が普段使ってた言葉はここの人からしたら知らない言葉になる事もあるんだもんね…









YJ「この、どら…えもんは手足は無いの？」



「あ……」






すみません…本物は手足ちゃんとあります…
描きかけですみません…









YJ「Aちゃんといると新しい事沢山知れるから楽しいわ！」


そう言ってニコッと笑うユジンさん。
この人絶対人から恨まれる事無いよな〜、としみじみ思う。
ユジンさん嫌いな人いたら会ってみたいほど嫌われる要素がゼロなのだ









他にこんな可愛い物無いの？と言われアンパ◯マンを描いていると、何処からか私を呼ぶ声がする






妖精さんかな？とか思いながら←
耳を澄ませば、ジョンハンさんの声だった





すごい遠くから聞こえる……なんて言ってるんだろ









JH「A！着替え取ってきて！！」









……着替え用意するの忘れてた……！

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