嘘つきシンデレラ

シンデレラ14 ページ14

「わ………大っきい……」








思わず声に出てしまったのも仕方が無いと思う。
すごく大きな舞踏会会場に少し怯んでしまった。元々がおとぎ話なんて誰も思わないよ……









DK「では、私はここで。お楽しみください」







そういうと馬車に乗って消えていったソクミンさん。
……本当に一人だ…








いつも小屋で一人だったけどあそこは牛達がいたし寂しくなかった。うん。
周り知らない人だらけだし、一人でいるの私だけじゃない？









どうしよ、帰りたい……
家じゃなくていいから取り敢えず小屋にでも帰りたい








帰りたいが思考を埋め尽くしているけど、一応会場の中に入る。
いろんなひとがチラチラ見てくる。絶対「あいつ一人だぜ？」って思ってるんでしょ？！知ってるよ！私が1番痛感してるわ！









「わ…」









中は広くて天井もすごく高い。この2日間小屋ぐらしだったからか凄く高く感じる。









グラッ






「………っ！！！！！」









やばい上しか見てなくて階段なの分からなかったんだけど！！！！
やばい死ぬ……何回転けるの私………









強く目を瞑った

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