介抱 ページ47
酔ったジョンハンさんに絡まれてるドギョムさんと目が合って困った表情をして微笑まれる。
…可哀想だ…
よく見たら足元にはジュンさんが寝ていて、ドギョムさんどうやら足が痺れたっぽい。足をモゾモゾさせている。
スングァンくんとディノさんは寝てる人を担いで車に運んでいる。
でも、さすが大所帯グループ。全く人数が減ったように見えない。
「ジフンちゃん、」
WZ「…ん?あ、A…」
ちびちびお酒を飲み続けるジフンちゃんの横に行き声をかけると、お酒を持つ手を止め、フニャッとした笑顔を向けられた。
……やばい。顔が熱い。
可愛すぎるからかな?鏡を見なくても分かるぐらい顔が赤くなっている私。
「ジフンちゃん、そろそろ飲むの止めなよ…」
WZ「…A顔あかいよ…?」
酔ってあまり呂律が回らないジフンちゃんに心配された。
どうやって飲むの止めさせようか考えていると頬に伸びてきた手。
「ジ、フン…ちゃん?」
WZ「あ、そのよびかたやだ」
「…え?」
WZ「ジフンってよんで」
「じ、ふん…」
満足気にふふっと笑う彼。
まだ頬に手が添えられたまま。
片側だけに集中する熱。汗がじんわりと滲んできた。
「ジフン……、ほら、皆帰り始めてるからさ、行くよ?」
WZ「…」
「…ええ…睨まないでよ」
どうやらジフンは、酔ったら表情がいつも以上に豊かになるようだ。
さっきからコロコロ変わる表情に若干遅れを取ってしまう私。
「早くしないと……あとミンギュさんとジョシュアさんとジフンだけになっちゃうよ?」
WZ「はぐ」
「ん?」
WZ「はぐ、して?」
膝立ちの私の顔を覗き込むようにしているジフン。
自然と上目遣いになるもんだから、目のやり場に困る。
「…しないよ、早く行こう?ね?」
WZ「……じゃあ行かない」
「はあ……?」
駄々をこね始めたジフンちゃんは完全なる赤ちゃんだ。バブだ。
せっせと人を運ぶスングァンくんにディノさんに、ドギョムさん。
やばい、急がないと。
でも、ハグしなきゃここから動かなさそうだし……
ゆっくり伸ばした手をジフンの背中に回すとジフンも私の背中に手を回してくれた。
お酒の匂いが近くでする。
匂いだけで酔ってしまいそうなほど。
WZ「A……」
うるさい胸の音も、熱い頬も、滲む汗も全てここの雰囲気のせいにしてしまおう。
私の名前を呟いて眠ってしまったジフンを、担いで車まで運んだ。
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ぽん助(プロフ) - ゆずテムさん» いや!もちろん知ってますよ!小人の彼女も読んでますよ!!全部……!な、な、なんか急に照れます(何故)ありがとうございます!お互い頑張りましょう! (2018年8月24日 14時) (レス) id: 50ee8e05e3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずテム(プロフ) - ぽん助さん» え、え、小人の家政婦ご存知なんですか!?!?めっちゃ嬉しいですこちらこそありがとうございます!!ぽん助さんの作品全部読んでます全部キュンキュンが溢れてて大好きです!!私も頑張ります! (2018年8月24日 13時) (レス) id: 9c2c49a1ac (このIDを非表示/違反報告)
ぽん助(プロフ) - ゆずテムさん» 本当ですか!!!凄く嬉しいです!頑張ります!!!!ありがとうございます!小人の家政婦すごく好きです!私も応援してます! (2018年8月24日 8時) (レス) id: 50ee8e05e3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずテム(プロフ) - このお話すっごく面白いしキュンキュンします!!ジフンちゃん可愛い!!!応援してます! (2018年8月23日 23時) (レス) id: 9c2c49a1ac (このIDを非表示/違反報告)
ぽん助(プロフ) - いかさん» はじめまして!!ありがとうございます!励みになります!頑張ります!!! (2018年8月13日 22時) (レス) id: 50ee8e05e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽん助 | 作成日時:2018年7月31日 0時