自 販 機 の 横

作業室 ページ37

〈今時間ある？〉


オフを宿舎で満喫していた昼。
届いたメッセージの送り主はジフンちゃんからのものだった。



あるよ！と返せば、お土産渡したい、というメッセージが来た。





何処かで会ったりして、撮られたら大変だから。という事でジフンちゃんの事務所に行く事になった。




「ねえ、ちょっと出掛けてくるね」

『今からですか？』

「うん。戸締まり気をつけてね」

『は〜い』




ジナも今宿舎にいるし、大丈夫だろう。









ジフンちゃんのいるプレディスの事務所と私達の宿舎が近い事が分かったから歩きで行く事に。

歩く事約5分。






「ちか…」


本当に近くて驚いた。何で今まで知らなかったんだろう。





中に入り、"スタッフ"と書かれたカードを首に下げている人に声をかける。



『はい。』

「あの、ジフ、、ウジさんのいる所って何処かわかりますか？」

『ああ、こちらですね』



案内してくれた男の人にお礼を言ってドアをノックする。

中から聞こえてきたのはジフンちゃんの声。


入っていいよ、という言葉のとおりにドアを開けると、色んな機械やパソコンに囲まれたジフンちゃんが目に入って来た。





「わ…凄い」

WZ「ここ、俺の作業室」




見たことないものに囲まれながら、「すごい」しか言えないでいる私。




ここでジフンちゃんは曲を作っているのかと思うと、また「すごい」という言葉が出た。

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