コーヒー ページ17
すべてのスケジュールを終え宿舎に帰った時、既に日が変わっていた。
シャワーを浴び終えてリビングに向か……おうとしていた足を方向転換させてヒジンの部屋へ向かう。
さっき"来てください"って言われてたのを完全に忘れていた。
「ヒジナ?入るよ?」
『は〜い』
部屋に入るとコーヒーを飲んでるヒジンが目に入った。
私もちょうだい〜って言って一口貰ったけど………私もうすぐ寝るよね?何飲んでるんだよ。
『あの、Aオンニ…』
「ん?」
ヒジンは申し訳無さそうな顔をしていて、大体なんの話か察しがついてしまった。
『私、本当に酷い事したって分かってます。ソギョンオッパとオンニの関係知ってたのに……私…』
「……」
『本当にごめんなさい本当に…』
頭を深く下げて謝り続けるヒジン。
もう、大丈夫なのに、って思ってしまうのは、ソギョンオッパへの気持ちがそれまでだったって事なのか、大切な妹が頭を下げているのを目の当たりにして判断が緩んでしまってるからなのか。
「大丈夫だよ。ほら、好きになるのってさ、人間の本能だしさ!抗えない…みたいなとこあるじゃん?仕方ない!」
言いながら自分の頬が引き攣ってるのが分かる。
この時間は我慢しよう私。頑張れ。
.
その後もいろいろな話をした。
いつから好きだった、とか、あそこで初めて会った、とか、何処が好きだとか。
"もしかしたら私の心の中にいるオッパの存在少し消えるかも"と思って無理矢理聞き出した感じになってしまった部分が所々あったけど……
全然存在が消えなくて驚いた。
むしろ後悔しかなくて、
時間がもっと経ってからこういうの聞くべきだったなって。
「明日も早いのに、長々と居座ってごめんね?」
『ううん。大丈夫です』
「幸せにしてもらうんだよ?泣かされたらすぐ言ってよ?」
『分かりました!』
笑顔で答えるヒジンを見て、部屋を出る。
それにしても、あんなクサい言葉が私の口から出たなんて信じられないな…
"幸せにしてもらうんだよ?"
私の分まで、とか言っちゃわなくてよかった
そう思いながらソギョンオッパに
〈明日、というか今日ですけど、少し話せますか?〉
新しくメッセージを送った。
1308人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽん助(プロフ) - ゆずテムさん» いや!もちろん知ってますよ!小人の彼女も読んでますよ!!全部……!な、な、なんか急に照れます(何故)ありがとうございます!お互い頑張りましょう! (2018年8月24日 14時) (レス) id: 50ee8e05e3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずテム(プロフ) - ぽん助さん» え、え、小人の家政婦ご存知なんですか!?!?めっちゃ嬉しいですこちらこそありがとうございます!!ぽん助さんの作品全部読んでます全部キュンキュンが溢れてて大好きです!!私も頑張ります! (2018年8月24日 13時) (レス) id: 9c2c49a1ac (このIDを非表示/違反報告)
ぽん助(プロフ) - ゆずテムさん» 本当ですか!!!凄く嬉しいです!頑張ります!!!!ありがとうございます!小人の家政婦すごく好きです!私も応援してます! (2018年8月24日 8時) (レス) id: 50ee8e05e3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずテム(プロフ) - このお話すっごく面白いしキュンキュンします!!ジフンちゃん可愛い!!!応援してます! (2018年8月23日 23時) (レス) id: 9c2c49a1ac (このIDを非表示/違反報告)
ぽん助(プロフ) - いかさん» はじめまして!!ありがとうございます!励みになります!頑張ります!!! (2018年8月13日 22時) (レス) id: 50ee8e05e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぽん助 | 作成日時:2018年7月31日 0時