✿20話 ページ22
『炎の呼吸 壱ノ型 不知火』ザッ
「うふふっ。血気術 操髪乱動」ヒュン
鬼の血鬼術がにより伸びた髪は四方八方から私の元に飛んでくる
_____________
『いいですか、山口さん鬼は髪を操るようです。なので、飛び交う髪束をお願いします。』
山「ハイ!」
________
かかった(ニヤッ
ザュッ
ジャキッ
ザンッ
「なっ、鬼狩りがまだ!」
『炎の呼吸 伍ノ型 炎虎』ゴォッ
「いやぁあ!!」
『今だ!!山口さん!』
「『炎の呼吸 /水の呼吸 』」
「おそい。」
『ハッ!下がって山口さん!!』
山「うおおぉ!参ノ型 流流舞い!!」
「血気術 網羅髪凱」
網目のように広がった髪は鬼を倒そうと躍起になった彼を包み込むようにして重なる。
『山、、ぐちさん?』
目の前でバラバラとなった彼の前で私は崩れる。
『ごめんなさいッ…』ポロッ
「キャハッ!強くもない一般隊士が丸腰で突っ込んでくるなんてそんなのやってくださいって言ってるもんだわ。」
『…』キッ!
「あ〜こわいこわい。ひとりいない方があなたも楽に動けるでしょう?きっと先にいった隊士達と今頃仲良くしてるわよ。」
『だまれ…』
「え?なぁにぃ〜?傷で声小さくなっちゃった?」
『だまれよ、絶対に許さないから。』ゴゴゴ
「キャハッ!すぐにあいつと同じとこおk」ザシュッ
「(腕が…!)」
『炎の呼吸 弐ノ型 昇り炎天』ゴオッ
「(急に早く!?)」
「ふっ、この程度どうってこと…」ザンッ
「いやぁ!」
『逃がさないッ!』ジャキッ
「くあっ…」
ザンッ
「ふふっ…」
『…!?』
「っはぁ、あはっ♡」
『まずいッ!』「気づいてもう遅い!血気術 網羅髪凱!」
目の前を塞ぐ網目の髪束。
逃げる道など一切ない。
タヒを悟った私はふと父の言葉を思い出す。
“この呼吸はきっとお前を助けてくれるよ”
“今は使わなくていい。ただその時が来るのを待つんだ。”
「終わりよっ!」
『ハッ!』
“氷の呼吸 壱ノ型 氷奏碧凜”
ヒュゴォオッ!
「なに!?」カチカチ
「足がっ、凍っていく!?」
“氷の呼吸 弐ノ型 霜煌吹雪”
ザシュッ
「く、首が切られた!?そんな、馬鹿な!」
直後、朝日は登り鬼は消失
私は傷の深さや疲労などが一気に抜け落ちその場で意識を失う。
『(最後に…時透くんに、会いたかったなぁ…。)』
______________
その頃、刀鍛冶では
無「A。帰ったら記憶が戻ったこと、君を思い出したこと言わなきゃなぁ」ポロッ
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羽衣(プロフ) - kanon1427さん» ありがとうございます! (2022年10月24日 13時) (レス) id: 3b6ed38452 (このIDを非表示/違反報告)
kanon1427 - 更新頑張ってください‼ (2022年10月20日 21時) (レス) @page14 id: 2d87d65452 (このIDを非表示/違反報告)
れるち(プロフ) - 羽衣さん» そうなんですね!これからも楽しみにしてます! (2022年10月16日 11時) (レス) id: e5403aa85a (このIDを非表示/違反報告)
羽衣(プロフ) - れるちさん» 夢主ちゃん可愛いですよね〜。私も書いてて「可愛いな、おい」ってなりますw無一郎くんが毎回忘れてしまう切なさと同時に実は隅にあなたはいますよって言うのを意識して書いてます😃 (2022年10月16日 11時) (レス) id: 3b6ed38452 (このIDを非表示/違反報告)
羽衣(プロフ) - ぺぺさん» ありがとうございます〜。そう言っていただけるの本当に嬉しいです。 (2022年10月16日 11時) (レス) id: 3b6ed38452 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:羽衣 | 作成日時:2022年10月15日 3時