✿19話 ページ21
お館様に呼ばれた私は屋敷へと向かっていた。
『なんの用事だろう〜。紡なんかしらない?』
紡「聞いてないヨ」
屋敷へ着くとお館様のいる庭へと足をすすめる。
『あれ、時透くんだ。どうしたの?』
無「君は?まあ、いいや。刃こぼれしたから刀鍛冶の里まで行こうと思って。」
『へー。温泉あるみたいだしゆっくりしておいでよ。』
『いつも忙しいんでしょ?』
無「べつに。君こそどうしたの?」
『お館様に呼ばれて。』
無「そっか。じゃあ僕もう行くね」
『あ、もう行く?行ってらっしゃい!』
彼は特に何も言わず私の横を通り過ぎて行った。
『お館様、ただいま参りました。鹿島です。』
お「いらっしゃい。実は今、君に柱昇格の話が来ていてね。どうかな?」
『申し訳ありませんが、もう少しお時間頂けますか?』
お「わかったよ。それと長期任務を受けて欲しくてね。」
『長期任務、ですか?』
お「そうだよ。東の方にある村で十二鬼月の情報が出てね。隊士を5人送り込んだのだけれど、その後の連絡はないんだ。元、下弦か上弦であると私は見ているよ。」
『5人の隊士がやられたのですか。』
お「君にばかりこういう任務ですまないね。行ってくれるかい?」
『ハイ、お館様がそれだけ期待してくれてるってことですから。喜んでお受け致します。』
お「ありがとう。早速今日から向かってくれるかい?」
『御意』
『ほんと十二鬼月と当たる率高いなぁ…』
『今日は絶対に生き残って、早く時透くんと会うんだー!』
『頑張るぞー!』
任務開始から1週間後
ザッ
『クッ…!!』
頑張るぞー!とか言ってた私。
すごくピンチです(汗
元上弦の鬼と思われる
勝率はかなり厳しい。
『炎の呼吸…』ザシュッ
「普通隊士が私に適うとでも?」クフッ
くそっ…!肩ざっくりいかれた!
一旦引いて立て直す!
「逃げても無駄よ〜」
『ハァハァ…』
自分守るので精一杯。
でも止めないとまた被害が出ちゃう。
ガサッ
『誰!!』
?「階級、己。山口です!応援に来ました。」
『お、応援って…ダメです。すぐにここを出てください。』
山「いやです!もう、失いたくない。」
『でも、相手は元上限かもしれないんです。』
山「最初に送り込まれた隊士の1人、僕の同期なんです。とても優しくて堅実な人だったんです。」
『…。わかりました。でも、無理はさせられません。
最前線で私が、山口さんは鬼と距離を取りつつ後方支援を。』
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羽衣(プロフ) - kanon1427さん» ありがとうございます! (2022年10月24日 13時) (レス) id: 3b6ed38452 (このIDを非表示/違反報告)
kanon1427 - 更新頑張ってください‼ (2022年10月20日 21時) (レス) @page14 id: 2d87d65452 (このIDを非表示/違反報告)
れるち(プロフ) - 羽衣さん» そうなんですね!これからも楽しみにしてます! (2022年10月16日 11時) (レス) id: e5403aa85a (このIDを非表示/違反報告)
羽衣(プロフ) - れるちさん» 夢主ちゃん可愛いですよね〜。私も書いてて「可愛いな、おい」ってなりますw無一郎くんが毎回忘れてしまう切なさと同時に実は隅にあなたはいますよって言うのを意識して書いてます😃 (2022年10月16日 11時) (レス) id: 3b6ed38452 (このIDを非表示/違反報告)
羽衣(プロフ) - ぺぺさん» ありがとうございます〜。そう言っていただけるの本当に嬉しいです。 (2022年10月16日 11時) (レス) id: 3b6ed38452 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:羽衣 | 作成日時:2022年10月15日 3時