時透くんと話したい【時透無一郎】

✿17話 ページ19

今日の私の体調？
やばいよ！さっきは強がりましたけどねぇ！
こちとら頭ぐわんぐわんして倒れそうです〜(泣


そんで、今って言いますと〜

鬼｢ぐへへっ、随分と弱ってる上に血の匂いもするぜぇ。｣


元下弦の壱と交戦中ですー(汗


鬼｢しかもお前、稀血じゃねぇかぁ。｣


鬼｢元十二鬼月の俺にお前はやられるんだ｣ｸﾞﾍﾍｯ


『そんな簡単にやられるつもりないから。』


『炎の呼吸 弐ノ型 昇り炎天』


鬼｢動きが遅いぞ〜そんなん俺には当たらねぇよ！｣

ｻﾞｼｭｯ
くそっ、肩が…！


『ｸｯ…！ 肆ノ型 盛炎のうねり！』ｺﾞｵｯ

『参ノ型 気炎万象！』ﾎﾞｫｵ


鬼｢ｸﾞｱｯ、、へへｯ｣ﾍﾟﾛｯ


ｶﾞｯ
『うぁ！！』

ｶｷｰﾝ

『しまっ、刀が！！』


鬼｢ｹﾞﾍﾍｯ、もうおせぇーよ！！｣


刀を飛ばされ丸腰になった私は
鬼による攻撃をただ待つことだけだった。


『(くるっ)』ｷﾞｭｯ

私は目を強く瞑る。
ふと私はもう一度彼と話したいという気持ちが頭の中を巡る。


『(たすけて。時透くん、、！)』


ｻﾞｼｭｯ


襲ってこない痛み。
目を開ければ、彼が目の前にいた。


『とき、とうくん？』ｳﾙｯ



無｢こんな雑魚に手間取ってたらすぐにやられちゃうよ。｣

彼がいる。
目の前にいる。夢、、みたい。

無｢だいたい、体調が悪いのに無理しt｣ｶﾞﾊﾞｯ

『時透くん！時透くん！時透くん！』ｷﾞｭｰ


無｢そんなにたくさん呼ばなくても聞こえてるよ。｣


『助けてくれて。ありがとう。』ﾆｺｯ


無｢いや、宇髄さんに言われて来ただけだから。｣


『え、宇髄さん？』


______________
時透へ


○○山に少し体調を崩した隊士が1人で向かった。
情報じゃ元十二鬼月が出るらしい。
余裕あれば手伝ってやれよ。
_______________


『そんなことが…。』


無｢まあね、それより君かなり酷い傷だね。｣

無｢すぐに蝶屋敷へ向かった方がいいよ。｣


『そうだね。うん、、』

無｢歯切れ悪いね。早くしてくんない？｣

無｢目の前で倒れられると迷惑だし。｣


『ほんとに、ありがとうね…』ﾎﾟﾛｯ

私は目の前に彼がいることに安心して
涙が溢れてきた。


無｢・・・・｣(そんなに怖かったのかな。)

ｷﾞｭｯ


『え、？』


と、時透くんに抱きしめられた！？


無｢体調管理はこれから気をつけなきゃだよ。
でも、よく1人で頑張ったね。』ﾖｼﾖｼ


『／／／／』

優しく撫でる手に安心した私は
そっと彼の背中に手を回した。

"ありがとう”

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