ふわふわ (ページ10)

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「あそこです！」

「ありがと〜。みんなのおかげですごく助かっちゃった」

少し不安だったので乱太郎くんたちに大川さんのお部屋まで案内してもらった

「じゃあ僕たちサッカーの続きしますね！」

「付き合わせちゃってごめんね？楽しんでね」

3人「は〜い！！」

元気な返事をして乱太郎くんたちは

サッカーボールを持ってまたどこかへ走り去ってしまった

ｺﾝｺﾝ

「はい」

襖をたたくと

中から聞いたことのある声で返事が返ってきた

「西宮です。入ってもよろしいでしょうか？」

「うむ、入りなさい」

「失礼します」

襖を開けると

正座で座っている大川さんがいた

お店で見た大川さんと違って

どこか威厳的なものがって、少し緊張する

「おお〜A！よく来てくれた」

「もちろんですよ」

「取り敢えず、そこに座ってくれ」

「ありがとうございます」

大川さんの向かいに置いてある座布団に座らせてもらった

「あいつに大体の話は聞いておるじゃろう」

あいつとは多分前の職場の店長

実は昔からの知り合いだったらしい

「そうですけど、大体と言っても詳しくは説明されてませんよ〜？来るまで騙されてるんじゃないかって不安だったんですからね！」

「ほっほっほっ、そう怒るでない。住む場所は保証する。Aには忍術学園で事務員として働いて欲しいのじゃ」

返事はもちろん「はい」

無職が職を選んでたらしょうがない

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