クソ生意気【爆豪勝己】 (ページ19)

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『クソ眠い』

爆「さっきまで寝てたくせにか」

『毎日常に眠い』

爆「病院行け」

そんな馬鹿みたいな話をしているとすぐ爆豪の家に着いた

外は真っ暗、

『…じゃあおやすみ、』

手を振り自分の家の方向に歩いていた

するとﾋﾟﾁｬ、と音がした

ヴィランか＿＿＿＿

静か、そして真っ暗。やりたい風に出来る完璧な条件だったに違いない

ﾇﾛﾛﾛ…と俺を捕まえ体を這って行く

『ぅ"う゛!! ん゛！』

無理やり外そうとしたり爆破したりした、

全く効かねぇ…

『あ゛ぁ゛ｯ…クソｯ…』

爆豪を中学の時襲ったやつか…？

にしても気持ちわりぃ…

「うるさい…」

ヴィランはそう言うと口に伸びてきたﾄﾞﾛﾄﾞﾛした太い触手みたいなものを口に突っ込んできた

『ふｯ…ひゃくごｯ…』

小さく爆豪の名前を呼ぶ

来てくれるはずがないのに

手足が制限され、目を隠され、首にそれが巻きついてきた

俺は捕まんのか？てか捕まってるか、
…ヴィランは何が目的…

首のが小さくなり締めてきた

今は鼻でしか息ができない

音だけが聞こえる

どんどんドロドロした奴に呑み込まれていく

死ぬ…

そう思っていた時、

ﾀｯﾀｯﾀｯと走る音がした

足音が止まった

爆「ｯ……！犬神！」

『…！』

爆豪の声…

爆「くそｯ…」

爆豪は何をしているか分からない…が… 爆破の音とヴィランの苦しそうな声が聞こえる

次第に力も緩くなり俺は地面に座り込んだ、ヴィランは爆豪のお陰で逃げていった

爆「おい、犬神…大丈夫か…？」

俺は涙目で口の中にアイツのドロドロのヤツが残っている…が、大丈夫だろうと飲み込んだ

爆「…おい、飲むな」

『ｯ…ﾊ…ﾊｧ、。…なんでいんの…』

爆「お前が電話に出ねぇから、」

『電話…』

携帯をみると着信が5件くらい来ていた

……

『…あ…りがと…』

俺はそう言うとﾌﾗｯと立ち上がった

爆「……俺が送る」

爆豪は一旦戻るとチャリンコを持ってきた

爆「…乗れ」

『おう…』

意外だったけど、言われた通り後ろに乗った